ブリッジレポート サンゲツ 内装材低迷も競争優位性に揺らぎなし

Dec 20, 2018(Investment Bridge)-  (8130)サンゲツ  2019年3月期第2四半期業績レポート

・19年3月期第2四半期の売上高は前年同期比横ばいの759億円。住宅、非住宅とも内装材需要が低調だった。17年12月にM&AしたGoodrich社が寄与し海外事業は増収だった。Goodrich社の販管費に加え、人件費、物流費など販管費は同3.2%増加したが増収効果で吸収し、営業利益は同3.3%増の25億円となった。壁装材の一部商品に安定供給問題が発生したため主力見本帳を回収し、その後再配付するなどの混乱があったことから売上高は計画を下回った。一方、見本帳経費の一部が下期にずれ込んだため利益は計画を上回った。

・19年3月期の業績予想に変更は無い。売上高は前期比4.9%増の1,640億円。売上総利益は増収率を上回る同9.3%増。Goodrich社の販管費、ロジスティクス費などによる販管費増を吸収し、営業利益は前期比19.2%増の60億円。配当は前期比0.5円増配の56.00円/株を予定。予想配当性向は77.7%。

・残念ながら見本帳の問題もあり、壁装材は想定を下回って低調な結果となった。ただ、床材、カーテン、椅子生地などのシェアは着実に上昇したようであり、業界トップという同社の強みに変わりは無い。10月より稼働したシステムについても、スタートにあたり混乱も生じたが、すでにほぼ終息に向かっている。また、これだけ総合的なシステムを構築することができるのは事業規模および資金力に勝る同社ならではである。事業の持続性という観点からも新システムの構築完了・稼働開始は中長期的な事業拡大に資するものとなるであろう。さらに、東北地区で運用が始まった共配ネットワークについても、同社のスケールだからこそ各配送業者が合意・構築できたものであり、決算の数値自体は会社側も認めるように残念なものであったが、同社の競争優位性に変わりはないこと、その優位性を基盤とした施策がいくつも打たれていることには是非留意すべきだろう。

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