ブリッジレポート ベルーナ 増収も物流費増当等の影響を受け減益

Sep 20, 2018(Investment Bridge)-  (9997)ベルーナ  2019年3月期第1四半期業績レポート

・総合通信販売大手。取扱商品を特定ジャンルに絞った専門通信販売も手掛けるほか、店舗販売事業、長年の通販事業で培ったノウハウやインフラを法人に提供するソリューション事業なども展開。約40年の通販事業で培ったミセス層を中心とした顧客データベース、ポートフォリオ経営による安定的な収益性と成長性などが強み・特長。
M&Aも積極的に展開。

・19年3月期第1四半期の売上高は前年同期比2.0%増の419億円。専門通販が牽引した。総合通販は微増収。
営業利益は同13.7%減の24億円。専門通販が増益で寄与した一方、物流費増、M&A関連費用など販管費増により減益となった。経常利益は同27.4%増の45億円。デリバティブ評価益が同11億円増加した。四半期純利益は同7.7%の減益。前年同期は特別利益10億円が計上されていた。

・通期業績予想に変更は無い。売上高は前期比11.3%増の1,800億円、営業利益は同15.3%増の150億円の予想。配当は前期から2.5円増配の15.00円/株の予定。予想配当性向は13.9%。
計画に対して売上高はやや下回っているものの、営業利益は超過して推移しているということだ。

・和装事業を一段スケールアップさせるべく、きもの、宝石などの販売を手掛ける「さが美グループホールディングス株式会社」(東証1部、コード番号:8201)を連結子会社とした。着物市場は縮小してきたが、ベルーナの和装事業はこれまでの延長線上ではない新たな視点・切り口による「きものを楽しむ市場」の創造に取り組み、売上、利益ともに急成長を遂げている。こうした強みを活かし、さが美GHとのシナジー効果を追求する。

・物流費増加に伴う配送料値上げの影響から稼働顧客数が伸び悩んでいることもあり、これまで順調な成長を続けてきた主力事業の総合通販事業がややスローな動きとなっている。ただこれは期初から想定していたことであり、第1四半期の営業利益は計画を上回っている。また、一方で同社では新たな顧客の開拓や既存顧客の一層の活性化を目指し、ネット通販におけるロングセラーの定番商品とネット専用商品の適切な品揃えの追求など、多くのトライを続けている。総合通販事業の更なる拡大を目指してこうした最適解の導出に意欲的に取り組むことができるのも、安定した経営基盤とこれまでに培った豊富なノウハウを有する同社の強みといえるだろう。短期的には第2四半期以降の業績動向を、中長期的には和装事業も含めた次の第四次中計における目指す姿を注目しつつ、6月以降軟調な展開が続いている株価動向にも目を配っていきたい。

詳細は添付ファイルをご参照下さい。

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