OPECプラス、10月も現行の原油生産量を維持-トレーダー予想
Grant Smith、Yongchang Chin、Sherry Su-
原油価格は年初から約9%下落、IEAは大幅な供給過剰を予想
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まだ残る日量166万バレルの供給停止、来年末まで停止維持の予定
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが今週末開く会合では、生産量の据え置きが決まると、石油トレーダーは予想している。一連の供給引き上げを経て、OPECプラスは現在、様子見の姿勢を取っている。
OPECプラスは日量220万バレルの協調減産の巻き戻しを予定より1年早く完了したが、参加国の代表らは次の方針についてまちまちのシグナルを発している。ここ数カ月は需要が底堅く推移しているものの、国際エネルギー機関(IEA)によれば、年末までに世界的な大幅な供給過剰が見込まれる。
中国での燃料消費の減速や、米国やブラジル、カナダからの供給増がもたらしてきた石油の余剰分は、OPECプラスが予想外に供給拡大を加速させたことで、さらに増大する恐れがある。これを受け、原油価格は今年に入り9%程度下落している。
OPECプラス関係者によれば、供給を引き上げた背景には、長年の減産によって競合する産油国に奪われた市場シェアの回復という狙いもある。まだ供給停止となっている日量166万バレル分にについては、正式には来年末まで停止状態が維持される予定だ。
こうした市場シェアの回復に向けた動きがある一方で、ブルームバーグが実施した調査によると、トレーダーやアナリストの大半は、OPECプラスがこれらの供給を直ちに再開することはないと予測している。回答者のうち17人はOPECプラスが7日に開催するビデオ会議では、10月の生産量据え置きで合意に達すると予想する。これに対し、6人は小幅な供給引き上げに踏み切ると予測した。
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原題:Oil Traders See OPEC+ Holding Output Flat at Weekend Meeting (1)
(抜粋)
— 取材協力 Fiona MacDonald, Salma El Wardany and Nayla Razzouk