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スーパー・マイクロ、財務統制に重大な不備-年次報告書で指摘

  • 不備の修正なければ「適時かつ正確な」業績報告が困難になる恐れ
  • 対応策を導入したが、将来的に十分なものになるとは保証できない

 米サーバーメーカー、スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は、財務情報開示に関する統制の不備が修正されなければ、「適時かつ正確な」業績報告が困難になる恐れがあると指摘した。

  米証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書(フォーム10K)で同社は、6月末時点で財務統制に問題があることを明らかにした。昨年には、年次報告書を8月の期限までに提出できず、アーンスト・アンド・ヤング(EY)が10月、企業統治と透明性への懸念を理由に監査業務から退いた。スーパー・マイクロはその後、遅れていた財務報告書を提出した。

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  同社は今回の報告書で、「2025年6月30日時点で、財務報告に関する内部統制は適切に機能しておらず、その要因は統制に重大な不備があったことだった」と説明。また、情報開示統制および手続きも「機能していなかった」と結論づけた。

  AI関連機器の需要急増が追い風になるとの期待から。スーパー・マイクロの株価は今年に入って88%上昇したものの、8月5日に通期売上高見通しを下方修正して以降は株価が23%下落。28日時点で年初来の上昇率は44%となっている。

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  報告書によると、「重大な不備への対応策を導入したが、そうした措置が将来的に統制の実効性を十分に担保するものになるとは保証できない」とし、「財務報告に関する内部統制で将来、新たに重大な不備が生じたり、判明したりしないという保証もできない」としている。

  同社はメールで送付した声明で、年次報告書の内容以外に付け加えることはないと表明した。

  なお3月末の報告書では、財務統制に関する一連の改善策に言及していた。

原題:Super Micro Filing Raises Concerns About Financial Controls (1)(抜粋)

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