FOMC声明:2つの責務、両サイドに対するリスクに注意払っている
Chris Middleton米連邦公開市場委員会(FOMC)が31日に発表した声明は以下の通り。
最近の複数の指標は、経済活動が堅調なペースで拡大を続けていることを示唆している。雇用の伸びは緩やかになり、失業率は上昇したが低いままだ。インフレはこの1年で緩和したが、依然として幾分高い水準にある。ここ数カ月、委員会が目指す2%のインフレ目標に向けて一定のさらなる進展が見られた。
委員会はより長期にわたって最大限の雇用と2%のインフレを達成することを目指す。雇用とインフレの目標達成に対するリスクは引き続き、より良いバランスへ移行していると委員会は判断している。経済見通しは不確かで、委員会は2つの責務の両サイドに対するリスクに注意を払っている。
委員会はその目標実現を支えるため、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを5.25-5.5%に据え置くことを決めた。FF金利誘導目標レンジに対するいかなる調整も、委員会はそれを検討する上で、今後入手するデータや変化する見通し、リスクのバランスを慎重に見極める。委員会はインフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めるまで、誘導目標レンジの引き下げが適切になるとはみていない。さらに委員会は、財務省証券とエージェンシー債、GSE保証付き住宅ローン担保証券(MBS)保有の削減を継続する。委員会はインフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしている。
金融政策の適切なスタンスを見極める上で、委員会は今後の情報が経済見通しに与える意義を引き続き監視する。委員会の目標達成を妨げる可能性のあるリスクが出現した場合、委員会は必要に応じて金融政策スタンスを調整する用意がある。委員会は労働市場の状況、インフレ圧力やインフレ期待を示す各指標のほか、金融・国際情勢などを幅広く考慮して判断する。
今回の金融政策措置に対し、パウエル議長とウィリアムズ副議長、バーキン総裁、バー連邦準備制度理事会(FRB)副議長、ボスティック総裁、ボウマン理事、クック理事、デーリー総裁、グールズビー総裁、ジェファーソンFRB副議長、クーグラー理事、ウォラー理事が賛成した。グールズビー総裁は今会合で代理のメンバーとして投票した。
前回6月12日の声明はこちらです。
原題:US Federal Open Market Committee July 31 Statement(抜粋)