米国立研、核融合エネルギー投入上回る出力達成-エネルギー長官
Ari Natter
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「核融合の飛躍的進歩は歴史に残る」-グランホルム長官
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商用化のハードル高く、「核融合はあるがそのコストが問題だ」
A technician checks inside the preamplifier support structure at the Lawrence Livermore National Laboratory in Livermore, California.
Photographer: Damien Jemison/Lawrence Livermore National Laboratory米エネルギー省は13日、ローレンスリバモア国立研究所の研究者らが初めて核融合炉の燃料から投入を上回るエネルギーの出力を達成したと発表した。この歴史的な飛躍により、温暖化ガスを排出せずに世界経済が動く未来が恐らく数十年先に到来する可能性が高まった。
グランホルム・エネルギー長官は記者会見で、「核融合の飛躍的進歩は歴史に残るだろう」と述べ、「米国がリードしていくだろう」と続けた。
研究者らは核融合を引き起こすためレーザーを使用。2.05メガジュールのエネルギーを投入したところ、核融合によって3.15メガジュールのエネルギー出力があったという。
ただこの技術の実用化にはより割安で簡単なシステムが必要となる。実験で使用したのは大型かつ高額、量産がまだできない大出力レーザーで、今回の実験結果を商用化させるのには課題が多い。
ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンス(NEF)の原子力業界アナリスト、 クリス・ガドムスキ氏は「ネット・エネルギー・ゲインを達成したからといって、商業用装置が市場に出るわけではない」と指摘。「核融合はあるがそのコストが問題だ」と述べた。
原題:US Hails Fusion Breakthrough as Energy Dream Nears (Correct)
(抜粋)
(第3段落以降を追加します)
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