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中国軍機49機が台湾海峡の中間線を突破、過去最多-台湾国防部

更新日時
  • 今回の軍事対応は全く正当化できない-米国務長官
  • これは覇権と干渉、分離に対する戦いだ-中国外務省
Chinese flag is seen on board of China's missile destroyer Hefei arrives at St Petersburg.

Chinese flag is seen on board of China's missile destroyer Hefei arrives at St Petersburg.

Photographer: Anadolu Agency/Anadolu

中国はここ数十年で最も挑発的な軍事演習を5日も実施し、防衛問題を巡る米国との対話を打ち切った。ペロシ米下院議長による台湾訪問を受け、米中関係は悪化している。

中国、ペロシ米下院議長に制裁-8項目の対抗策も発表 (4)

  台湾国防部(国防省)の発表によれば、中国の軍用機49機が5日に台湾海峡の中間線を突破。これは2020年にデータを公表して以降で最多となる。また、領空周辺で探知された軍用機は68機と、これも最多となった。

  ブリンケン米国務長官は訪問先のカンボジアで中国の行動について「極めて過度で、エスカレートさせた今回の軍事対応は全く正当化できない」と言明した。

  一方で中国外務省の華春瑩報道官は5日、中国の対応は「正当かつ必要なもの」であり、「これは覇権と干渉、分離に対する戦いだ」と定例記者会見で述べた。

  米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は同日、バイデン政権が中国の秦剛駐米大使を4日にホワイトハウスに呼び出し、台湾海峡での挑発行為を非難したと明らかにした。

  カービー氏はまた、中国が米国との軍事協議を停止すると表明したことについて「無責任な行為だ」と発言。その上で、「軍幹部同士のあらゆる連絡経路が閉ざされたわけではない」と記者団に話し、「非常に高いレベルでの軍同士のコミュニケーションは可能だろうと、われわれはなお考えている」と述べた。

  一方、気候変動に関する協議も停止するという中国の方針については「世界最大の排出国が、気候に関する危機に立ち向かい闘うために欠かせない重要なステップへの関与を拒否している」と批判した。 

原題:China Tests Taiwan Defense Zone, Cuts Off US Military Talks (1)、Taiwan Detects Record 49 China Warplanes Crossing Strait Median(抜粋)

(最終3段落にカービーNSC調整官の発言を追加して更新します)
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