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投資ファンドのBPEAが武州製薬の売却検討、1000億円超-関係者

  • 国内外のPEファンドや事業会社が株式取得に関心を示す
  • 売却プロセスは9月にも始まる予定、財務アドバイザーの選定進める

アジア系投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BPEA)は医薬品受託製造の武州製薬(本社・埼玉県川越市)の売却を検討している。事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。売却額は1000億円以上を見込んでおり、既に国内外のプライベートエクイティ(PE、未公開株)ファンドや事業会社から関心が寄せられているという。

  関係者らによると、売却プロセスは9月にも始まる予定で、BPEAは財務アドバイザーの選定を進めている。検討はまだ初期段階のため、BPEAが武州製薬の株式保有を続ける選択肢を取ることもあり得る。BPEAの担当者はコメントを控えた。 

    武州製薬は1998年の創業。BPEAは2014年、東京海上キャピタル(現ティーキャピタルパートナーズ)が管理・運営するファンドから約770億円で同社を買収した。武州製薬は17年に武田薬品工業から製剤の研究開発部門の一部を買収するなどの成長戦略を進める一方、競合する米パセオン元社長のウェス・ウィーラー氏を社外取締役に迎えるなどガバナンス改革も行った。

  医薬品業界の分業加速を背景に、医薬品受託製造業界は成長を続けている。武州製薬の主要取引先にはアステラス製薬や米ファイザー、アッヴィ、アムジェンなどの大手製薬会社が名を連ねており、業績が好調なことも売却検討を後押ししている。

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