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来週のドル・円上昇か、米インフレ動向焦点に-米中緩和なら上振れも

来週のドル・円相場は上昇が見込まれる。市場の焦点は景気減速からインフレ動向に移りつつある。週央に発表される米消費者物価指数(CPI)が前月に続き高い伸びとなれば、米金利低下の流れに修正が入り、ドル買いにつながる可能性がある。米国で国債入札が相次ぐことも米金利上昇を支え、ドル・円のサポートとなりそうだ。米中関係に緊張緩和が出れば、ドル・円が上振れるとの見方もある。

ドル・円データは午後1時10分現在

週間予想

(ブルームバーグ 為替レート予想モデル)

130円53銭~135円86銭
1週間物予想変動率13.5050%
1週間物リスクリバーサル0.6500%の円コールオーバー
ドル・円は135円の回復がポイントに
 
 

市場関係者の見方

スタンダードチャータード銀行の江沢福紘フィナンシャルマーケッツ本部長

  • 米雇用統計は予想から大幅にかい離するようなサプライズがない限りは新たな方向性は出づらい。週末にかけて米中間の緊張が緩和してくれば、来週のドル・円は上振れる可能性がある
  • 足元、市場が米利下げの前倒しを織り込み過ぎており、来週は過度な景気後退懸念や利下げ織り込みの緩和も米金利上昇を通じて、ドル・円を押し上げそう
  • 注目は米消費者物価指数。市場予想で前年比8%以上の伸びと、まだ高水準にある。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)までもう1回CPIの発表があるため、利上げ幅への見方が固まるわけではないが、過度な利下げ期待の後退が進みそう
  • 週内には米国債の四半期定例入札もあり、需給面でも金利上昇が支えられやすい。ドル・円は135円の節目を超えらえるかどうかがポイントになりそう。135円をしっかり超えてくれば、7月につけた139円39銭を視野にいれた上昇の流れになりそう

来週の注目イベント

  • 米物価統計(10日:消費者物価指数、11日:生産者物価指数)

来週の主な予定

  • 8日:6月経常収支
  • 9日:米3年国債入札
  • 10日:米シカゴ連銀のエバンス総裁が経済と金融政策について討論、米10年国債入札、米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がインフレについて討論
  • 11日:米新規失業保険申請件数、米30年国債入札、米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁、インタビュー
  • 12日:米8月ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)
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