コンテンツにスキップする

【米国市況】S&P500種ほぼ変わらず、決算見極め-ドル133円付近

Traders on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, June 27, 2022.

Traders on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, June 27, 2022.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

4日の米株式市場では、S&P500種株価指数がほぼ変わらず。世界各国・地域の中央銀行が積極的な利上げを実施する中、企業決算を見極める展開となった。ドル・円相場は下落し、133円ちょうど付近。

  • S&P500種変わらず、雇用統計待ちで決算見極め-ナスダック上昇
  • 米国債は総じて上昇、10年債利回り2.69%
  • ドルは下落、133円付近-米金融政策見極めで雇用統計待ち
  • NY原油は続落、ウクライナ侵攻以来初の90ドル割れ-需要減速で
  • NY金は上昇、米中の緊張激化-逃避需要高まる

  S&P500種は前日比0.1%未満安い4151.94。日中を通してもみ合いが続いた。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数は0.4%高。日中は一進一退だったが、続伸して終了した。

  ナスダック100は取引終盤にアマゾン・ドット・コムやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に支えられたが、サービス売上高の見通しを引き下げたフォーティネットの売りが上値を重くした。4-6月(第2四半期)売上高が市場予想に届かなかったイーライリリーも下落し、S&P500種の重しになった。夏季で流動性が低いことも、市場の動きを増幅する傾向がある。

  ダウ工業株30種平均は85.68ドル(0.3%)安の32726.82ドル。ナスダック総合指数は0.4%上昇。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.69%。

  市場は米利上げ軌道に関する一段の手掛かりを求めて、5日に発表される米雇用統計に注目している。

  リチャード・バーンスタイン・アドバイザーズの副最高投資責任者(CIO)、ダン・スズキ氏は「経済と市場では激しい綱引きが起こっている」と指摘。「まずまずの成長はインフレ圧力の持続に寄与し、米金融当局の利上げ継続につながるとの見方がある一方で、成長減速はインフレを鈍化させ、米金融当局は利上げ停止が可能になるとの見方もある」と述べた。

Equities rebound jars with deeply inverted yield curve
棒グラフ:米国債2-10年債スプレッド(右軸)、折れ線グラフ:S&P500種(左軸)
出所:S&P、ブルームバーグ

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して下落。積極的な米利上げで経済成長が損なわれるとの懸念が再燃した。これを背景にポンドは上昇に転じた。イングランド銀行(英中央銀行)が英経済が長期のリセッション(景気後退)に向かいつつあると警告したことから、一時は下げていた。同中銀は27年ぶりの大幅な利上げを決定した。

英中銀、27年ぶりの大幅利上げ-長期のリセッション警告 (2)

  ドルは対円でも下落。欧州時間に一時134円42銭を付けた後は、ドル売り基調となり、133円付近に下げた。

  市場は景気や利上げペースに関する手掛かりを得ようと、米雇用統計を待っている。

  主要通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%低下。ニューヨーク時間午後4時36分現在、ドルは対円で0.7%安の1ドル=132円98銭。ユーロは対ドルで0.8%高の1ユーロ=1.0243ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。ほぼ6カ月ぶりの安値となった。米国のガソリン需要軟化やリセッションを巡る懸念が重しになった。

  米エネルギー情報局(EIA)が今週発表した統計では、ガソリン需要の4週平均は2020年夏季の水準を下回ったことが示された。

  オアンダのシニア市場アナリスト、クレイグ・アーラム氏は「市場のタイトな状況が続いていることや、その状況を緩和する余地が限られていることを踏まえれば」、バレル90ドルを割り込んだのは「かなり注目に値する」と指摘。「しかしリセッションの臆測は強まっており、それが現実となった場合、市場の不均衡にある程度作用する可能性が高い。われわれが望む形ではないだけだ」と述べた。

WTI原油先物、バレル90ドル割り込む-ウクライナ侵攻以来で初めて

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、前日比2.12ドル(2.3%)安の1バレル=88.54ドルで終了。これはロシアがウクライナを侵攻する数週間前の水準。ロンドンICEの北海ブレント10月限は2.66ドル下げて94.12ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。台湾を巡る米中間の緊張が激化したことから、逃避先資産としての金の需要が高まった。中国人民解放軍は台湾周辺で軍事演習を開始した。

中国ミサイル、台湾上空通過の可能性-日本のEEZにも落下と防衛省

  金スポット価格はニューヨーク時間午後3時3分現在、前日比1.6%高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、1.7%高の1オンス=1806.90ドルで終了した。

原題:US Stocks Little Changed as Traders Parse Earnings: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Slips as Traders Await Job Data’s Fed Clues: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls Below $90 for First Time Since War as Demand Slows(抜粋)

Gold Climbs as US-China Geopolitical Risks Keep Market on Edge(抜粋)

 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE