コンテンツにスキップする

訪台計画見直さないペロシ氏に米当局者は激怒、説得に応じずと関係者

  • 米政権、台湾支援強化法案に反対するよう民主党に働き掛け-関係者
  • 上院外交委は法案審議を9月に先延ばししたとマーフィー議員

ペロシ米下院議長の台湾訪問前、ホワイトハウスはペロシ氏自身が判断するとして、訪台に介入しない立場を表明していた。

  しかし水面下では、中国との関係が極めて微妙な時期にペロシ氏がキャリアの頂点として訪台にこだわっていることにバイデン政権当局者は激怒していた。

  事情に詳しい複数の関係者によると、訪台を先延ばしするよう説得するため、ホワイトハウスはペロシ氏と同氏のチームの元に米国家安全保障会議(NSC)のメンバーと国務省当局者を差し向け、地政学的リスクを説明させたという。

ビリー・ハウス記者がペロシ米下院議長の台湾訪問について語る
 

  また別の事情に詳しい関係者らによれば、北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国に台湾を正式に指定することなどを盛り込んだ台湾支援強化法案について、ホワイトハウスは民主党上院議員に反対するよう働き掛けている。同法案には台湾の安全保障支援のための45億ドル(約6000億円)供与や国際機関加盟の支援も含まれている。

  同法案は共に対中強硬派のメネンデス上院外交委員長(民主党)とグラム上院議員(共和党)が共同提案した。

  上院外交委の民主党メンバー、マーフィー議員は「ホワイトハウスは強い懸念を抱いており、私も強く懸念している」と述べた。

  同議員によると、外交委は同法案の審議を9月まで先延ばしし、法案は書き換えられる可能性がある。同委は投票を3日に予定していた。米国はブッシュ(息子)政権以来、台湾をNATO非加盟の主要同盟国として扱ってきたが今回の法案はそれを正式に指定する内容。

US House Speaker Pelosi Visits Taiwan
ペロシ米下院議長の台湾訪問(8月3日)
Photographer: Chien Chih-Hung/Office of The President/Getty Images

原題:Pelosi’s Taiwan Trip Left Fuming White House Scrambling for PlanWhite House Lobbies Democrats Against Bid to Deepen Taiwan Ties(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE