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ゴールドマン、米利下げ期待の行き過ぎに警鐘-タカ派サプライズ可能

米経済を下支えするため米連邦準備制度が早期に利下げをすることへの投資家の期待は行き過ぎている恐れがあると、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストが警鐘を鳴らした。

  セシリア・マリオッティ氏らストラテジストは1日のリポートで、「米国と欧州連合(EU)のシクリカル資産のリプライシングを見ると、市場はより緩和的な金融政策スタンスへの期待からリセッション(景気後退)を軽視するのが早過ぎ、安心し過ぎているような気がする」と指摘した。

  連邦公開市場委員会(FOMC)が先週、ある時点での利上げペース減速を示唆した後、テクノロジー株や新興国通貨が値上がりした。

US stocks post biggest monthly gain since November 2020
 
 

  リスク資産に強気の投資家は、米消費者信頼感が予想よりも弱かったことや4-6月(第2四半期)のマイナス成長を理由に早期の米利下げを期待する。米国債利回りも急低下し、ブルームバーグのドル指数も1カ月ぶり安値を付けた。

  しかしゴールドマンとブルームバーグ・エコノミクス、運用会社のヌビーンは、米金融当局が2023年に利下げを開始すると見込む取引が積み上がる中で、市場は現在、今年のどの時期よりも誤っている可能性があるとの見方で、7月に過去最高を記録したユーロ圏インフレ率や米国のコアインフレ指標の予想以上の上昇を指摘する。

  ストラテジストらは「インフレ率のリセットが進まず成長に驚きがあれば市場はタカ派サプライズにさらされる」との見方を示した。ゴールドマンは引き続き、株式エクスポージャーをヘッジするために、コールを売ってプットを買うことを勧めている。

原題:

Goldman Warns Against Being ‘Too Early’ in Fading Recession Risk(抜粋)

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