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中国経済、4-6月マイナス成長を高頻度データ示唆-GDP発表控え

  • 航空便運航数は前年比62%減、乗用車トラフィック昨年をほぼ下回る
  • エコノミスト予想はGDP前年同期比約1.5%増、公式統計に厳しい目
Shoppers at Taikoo Li Village Mall at Sanlituan in Beijing, China

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Bloomberg

中国経済が今年4-6月(第2四半期)に2020年以来のマイナス成長に陥る兆候が増している。そのような景気下降を認めることを政府は避けるとアナリストはみており、公式統計にあらためて厳しい目が向けられている。

  ブルームバーグが調査したエコノミストの予想によると、来週発表される中国の4-6月の国内総生産(GDP)は、前年同期比約1.5%増となる見込み。しかし6月の高頻度データは、一部都市のロックダウン(都市封鎖)が長引く影響で4-6月の景気縮小を示唆している。

  過去一度しか起きたことのない四半期ベースのマイナス成長に実際に陥れば、新型コロナウイルス関連の制限の下から景気が回復するペースが20年より鈍く、低迷する世界経済にもそれほど大きく貢献しない様子が際立つ。

  中国の習近平国家主席がゼロコロナ政策を継続しつつ、5.5%前後という年間成長率目標を何としても達成するよう指示する中で、公式統計の正確さを巡る議論が今年いっぱい続く可能性が高い。

Chinese President Xi Jinping Arrives in Hong Kong for the 25th Anniversary the City's Handover to China
習近平国家主席
Photographer: Justin Chin/Bloomberg

  調査会社ローディアム・グループの中国市場調査責任者、ローガン・ライト氏は「4-6月のGDPがプラスの伸びになりそうだと思わせる話は存在しない。世帯消費の減少は小売売上高の公式統計と他の代理指標でいずれも極めて顕著だ。不動産セクターも引き続き大きな妨げになっている」と指摘した。

  TSロンバードの輸送データ分析によると、中国国内の乗用車のトラフィックは7月にかけ昨年の水準をほぼ下回っていた。またバリフライトによれば、4-6月の国内航空便の運航本数は前年同期比で62%減少した。

Travel Recession

Road freight and travel slumped in the 2nd quarter and still not recovered

Source: G7 Connect, TS Lombard estimates based on Gaode date, Variflight

  GDPとの密接な関連を専門家が指摘する都市を結ぶトラック輸送も伸び悩んでいる。デジタル物流会社G7コネクトのデータによると、6月最終週のトラックのトラフィックは前年同期を約20%下回った。

原題:

China Data Show Economy Shrinking in Challenge to Xi’s Target(抜粋)

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