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ドイツ、エネルギー大手に公的支援検討-ロシアガス巡る混乱収拾図る

  • ドイツ最大のロシア産ガス購入企業ウニパー、支援交渉を政府が確認
  • ウニパー株価は一時23%安、混乱はフィンランドに波及も
Signage for the Falkenhagen Power-to-Gas Pilot Plant operated by Uniper NV in Falkenhagen, Germany.
Signage for the Falkenhagen Power-to-Gas Pilot Plant operated by Uniper NV in Falkenhagen, Germany. Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

ドイツ政府は国内エネルギー大手ウニパーへの公的支援について協議している。ロシアの天然ガス供給削減による混乱が広がるのを阻止する狙いがある。

  ドイツでロシア産ガスの最大の買い手であるウニパーは、流動性確保のため政府保証付き融資の増額または政府による出資の可能性を交渉していると明らかにした。ウニパーの危機的な状況は、同社の親会社フォータムの過半数株主であるフィンランド政府にも影響を及ぼす恐れがある。

  ドイツ経済省は30日、「ドイツ政府とウニパーが安定化措置について交渉しているのは事実で、進行中だ」と発表文で説明。「その理由はガス価格の急騰とロシアからの供給減少だ」と続けた。

  エネルギー供給業者はロシアの供給削減分を割高なスポット市場での調達で埋めざるを得ず、損失を膨らませている。RBCとシティグループのアナリストが試算したところによると、ウニパーはこの費用が1日当たり約3000万ユーロ(約42億6000万円)に上る。

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ウニパーのクラウスディーター・マウバッハ最高経営責任者(CEO)
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

  ウニパーのクラウスディーター・マウバッハ最高経営責任者(CEO)は29日遅くの電子メールで、「ウクライナでの戦争により事業動向は著しく悪化した」と説明。供給ひっ迫で同社は通期業績見通しの撤回を強いられた。

  30日の株式市場でウニパーの株価は一時23%急落し、5年4カ月ぶりの安値を付けた。フォータムも一時10%安となった。

原題:

Germany Considers Uniper Bailout to Stem Russian-Gas Contagion(抜粋)

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