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台湾企業、米国での投資を相次ぎ強化-半導体生産巡る米の懸念緩和へ

  • 台湾の環球晶円と聯発科技は米国で新工場・研究センターを計画
  • ウクライナ侵攻きっかけに半導体生産を台湾に過度依存との懸念浮上
A silicon wafer

A silicon wafer

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

台湾のグローバルウェーハズ(環球晶円)は今週に入り、米国での50億ドル(約6800億円)規模の投資を発表したほか、同じく台湾の聯発科技(メディアテック)は米中西部で研究センターの設立を計画している。

  台湾の半導体関連企業の相次ぐ発表は、米国の政治家や企業経営者の間で広がる半導体生産を台湾に過度に依存しているとの懸念の緩和に寄与する可能性がある。こうした懸念はロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに高まった。中国が台湾に対し同様の行動を模索する確率が高まるとの見方が浮上するためだ。

  シリコンウエハーメーカーの環球晶円は27日、年内に米国の新工場の建設を開始する計画だと説明。米クアルコムの競合企業である半導体設計の聯発科技は28日、インディアナ州のパデュー大学と提携して研究センターを設立すると発表した。

  環球晶円の徐秀蘭会長兼最高経営責任者(CEO)は27日、「世界的な半導体不足や継続的な地政学的懸念の中、環球晶円はこの機会を利用して、最先端の300ミリメートルのシリコンウエハー工場を建設することで、米半導体サプライチェーンのレジリエンス(耐性)問題に対処する方針だ」と説明。同氏は台湾メディアに対し、まだ建設されていないテキサス州工場の生産能力の80%が予約済みだと指摘した。

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Majority Share

Taiwan's already dominant share of contract chipmaking revenues is set to grow this year

Source: TrendForce

 

原題:

Taiwan Firms Step Up US Investments to Mitigate Chip Concerns(抜粋)

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