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ウイグルルーツの女性が挑む参院選、多様性実現で日本の後れ浮き彫り

  • 日本は政治分野で156カ国中147位-ジェンダーギャップ指数2021
  • 参院選の立候補者に占める女性割合は30%を超えて過去最高-報道

多言語を操り、ウイグルにルーツを持つ英利アルフィヤ氏は、7月の参院選を通じて男性中心の日本政治を変えていくつもりだ。女性の権利促進に消極的と一部から批判を受けている自民党から最年少候補として選挙に挑む。

  国際連合で勤務経験を持つ英利氏(33歳)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、日本は変化を受け入れる時だと語った。「日本は既にダイバーシティー(多様性)のある国だ。ただそれが政治の世界では見られない」と指摘し、「私が立候補することでも前進させたい」と述べた。インタビューは英語で行われた。

ブルームバーグテレビジョンに出演した英利アルフィヤ氏
Daybreak: Asia

  英利氏は日本、中国、米国で教育を受け、7カ国語を話す。父親はウイグル系日本人で、1999年に家族で日本国籍を取得した。

  国際社会ではジェンダー平等を巡り著しい変化が見られる一方、日本では推進しているにもかかわらず格差の縮小は遅々として進んでいない。世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダーギャップ指数2021」で日本は政治分野で156カ国中147位だった。

G7で日本は断トツの最下位

ジェンダーギャップ指数2021

出所:世界経済フォーラム

  東京新聞によると、10日投開票の参院選の立候補者に占める女性の割合は30%を超えて過去最高となった一方、自民党は23%にとどまった。最大野党の立憲民主党では50%を超えている。

  英利氏は、政治は「依然として古い男性中心社会だ」としながらも、「私たちは古い男性中心社会を認識している。それが出発点だ」と語った。

  自民党から立候補した理由については、日本の安全保障を守り、新型コロナウイルス感染症を含むあらゆる危機の際に安定して国を運営する能力を備えているのは自民党だけだと語った。

原題:

One Female Candidate’s Run Shows Lagging Diversity in Japan(抜粋)

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