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債券下落、米長期金利上昇で超長期中心に売り-日銀指し値オペ下支え

更新日時
先物中心限月の夜間取引推移

債券相場は下落。米国の長期金利上昇を受けて、超長期債を中心に売りが優勢となった。日本銀行が先物決済に使われるチーペスト(受け渡し適格最割安)銘柄を含む指し値オペを連日実施していることは長期債を中心に相場を下支えした。

  • 長期国債先物9月物の終値は25銭安の148円52銭。4銭安の148円73銭で取引を開始し、その後は下げ幅を縮め、1銭高の148円78銭まで上昇したがすぐに下げに転じた。午後は下落幅を拡大し、一時148円51銭まで下げた
  • 新発10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)高い0.230%
  • 新発20年債利回りは2.5bp高い0.920%
長期国債先物9月物の推移
 
 

市場関係者の見方

大和証券の岩下真理チーフマーケットエコノミスト

  • 先週末の海外の流れを引き継ぎ売りが優勢だったが、30日の日銀の7-9月の国債買い入れ予定の公表待ちなので大きな動きにはなりにくい
  • 日銀が長期金利の上昇を0.25%で抑えている中で、先行きの金利上昇不安があるのは超長期債であり、買い入れ予定増額の思惑もあり動きが出やすい
  • 日銀の主な意見の公表もイベントとなるはずだったが、6月会合直前の円債市場の混乱について意見を戦わせた感じは全くなかった。市場へのメッセージは日銀が揺るぎなく緩和継続することだけだった

日銀オペ

  • 日銀は午前10時10分の金融調節で10年国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペを通知。買い入れ利回りは、先物のチーペスト銘柄である残存7年程度の356回債、カレント銘柄の364回債とも0.250%
  • 備考:国債買い切りオペ (一覧表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

 2年債5年債10年債20年債30年債40年債
 -0.070%0.040%0.230%0.920%不成立不成立
前週末比+1.5bp+1.0bp+1.0bp+2.5bp - -
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