ドイツ企業の期待指数、6月に予想外の悪化-ガス供給巡り強い懸念
Alexander Weber
An employee monitors the production line at the Gerresheimer AG medical glassware factory in Buende, Germany.
Photographer: Alex Kraus/Bloombergドイツ企業の景況感は6月に前月から予想外の悪化となった。ロシアからのエネルギー供給に対する懸念が強まり、ドイツ経済のリセッション(景気後退)入りが現実味を帯びつつある。
Ifo経済研究所が発表した6月の独企業期待指数は85.8と、前月の86.9から低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は87.4と、3カ月連続での上昇が見込まれていた。6月は現況指数も前月から若干低下した。
6月のドイツ Ifo 企業景況感指数概要(表)
Ifoのクレメンス・フュースト所長は発表資料で「リセッションの可能性は明らかに高まっている」と指摘、「ガス供給を巡る悲観は強い」と続けた。

原題:German Business Confidence Unexpectedly Falls on Russia Gas Fear(抜粋)
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