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IMF、中国にワクチン接種急ぐよう促す-個人消費の回復遅れる恐れ

  • 現行ペースで国民全員が3回接種を終えるには「数年かかる」
  • IMFの中国責任者ヘルゲ・バーガー氏がインタビューで述べた

中国に対し新型コロナウイルスのワクチン接種を加速するよう国際通貨基金(IMF)が促した。接種ぺースが極めて鈍く、個人消費の回復が損なわれる恐れがあると警鐘を鳴らしている。

  IMFの中国責任者ヘルゲ・バーガー氏はインタビューで、現行ペースでは国民全員が3回接種を終えるには「数年かかる」だろうと指摘。一般世帯がコロナ感染に警戒していることもあり、支出の伸びはまだコロナ禍前の水準に回復しておらず、「ワクチン投与の取り組み加速が消費者の信頼感と最終的には消費をサポートするだろう」と語った。

Beijing Maintains Strict Measures After Recent COVID Outbreak
北京市(5月)
Photographer: Kevin Frayer/Getty Images

  中国の公式データによれば、15歳以上の約3億7500万人がまだワクチンの3回接種を終えていない。接種率が特に低いのが高齢者で、国家衛生健康委員会によると、60歳以上の3回接種は約64%にとどまっている。

Vaccination Slowdown

China's new covid vaccine doses have fallen below 800,000 per day

Source: Our World In Data

  IMFは中国の国内総生産(GDP)が今年4.4%増えるとの予測を4月に示した。この成長見通しには「下振れリスク」があるとしているが、バーガー氏は3月以降の上海など数十都市でのロックダウン(都市封鎖)がその主な理由だと説明。「ロックダウンで第2四半期(4-6月)は弱いだろう」と述べ、IMFがモニターしている経済活動の指標は上海でロックダウン前の50%程度にしか戻っていないと明らかにした。

中国・北京市の経済低迷、全面的なロックダウン回避でも打撃免れず

Lockdown Continues in Shanghai
3回目のワクチン接種(上海の病院で、5月)
Source: Bloomberg

原題:IMF Warns of Risks From China’s Slowing Covid Vaccination Rates (抜粋)

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