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ウォール街、S&P500企業の増益を確信ー評論家から懐疑的見方でも

  • データに企業利益の危機は見られないークレディSのパルフリー氏
  • アナリストはS&P500企業の2022年利益予想を引き上げている

マーケット評論家の間でコンセンサスに近い意見があるとすれば、それはS&P500種株価指数構成企業の利益予想が高過ぎるという見方だ。だが、一部の新たなデータは、この見方が真実ではない可能性を示唆している。

  問題視されているのはアナリストの予想だ。個別企業の状況が来年に改善するとのアナリストの予測はほとんど変わっていない。株式コメンテーターや投資家は何カ月にもわたりこの見方を批判しているが、アナリスト自身の間では、予想が裏付けられると一段と確信している兆候がみられる。

  アナリストはここ1カ月で2022年利益予想を上方修正している。ブルームバーグ・インテリジェンスによると、S&P500企業の利益予想は10.6%増と、1カ月前の10%増、今年1月時点の8.7%増から引き上げられている。一方、クレディ・スイス集計のデータによれば、S&P500種が弱気相場入りしているにもかかわらず、アナリストの1株利益予想の上限と下限の分散の度合いを示す指標は安定的に推移している。

  クレディ・スイスのシニア株式ストラテジストで定量調査の共同責任者、パトリック・パルフリー氏は「人々は減益を予想しているが、われわれはそれを目にしていない」と指摘。 「市場での売り浴びせを人々は経済と企業利益の危機の前兆と解釈しているが、基本的データにはそれが見られない」と述べた。

原題:

Wall Street Is Very Sure of Profit Estimates Everyone Else Hates(抜粋)

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