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米国、メキシコが自由貿易協定に違反との主張強める方向-関係者

  • 国内企業を優遇するメキシコのエネルギー政策に米国は懸念
  • 米州首脳会議を欠席したメキシコ大統領の怒り買う恐れ

米国はメキシコがエネルギー政策で国内企業を優遇し、自由貿易協定に違反しているとの主張を強める構えであることが事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。両国関係の緊張が一段と高まる恐れがある。

U.S. Trade Representative Katherine Tai Interview
USTRのタイ代表
Photographer: Bryan van der Beek/ Bloomberg

  米通商代表部(USTR)は、「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」に基づく正式な協議の要請に関してここ数週間取り組んでおり、他の省庁と議論している。同関係者は公に話すことが許可されていないとして匿名を条件に話した。要請の時期は未定だという。

  USMCAのルールでは、こうした要請を受けた場合、メキシコは30日以内に協議の設定に同意する必要がある。USTRの報道官はコメントを控えた。ホワイトハウスの報道官のコメントは現時点で得られていない。

  米国が主張を強めれば、今後数週間にワシントン訪問を予定するメキシコのロペスオブラドール大統領の怒りを買いかねない。バイデン政権は今月初旬にロサンゼルスで開催した米州首脳会議にベネズエラとニカラグア、キューバの首脳を民主主義や人権上の懸念から招待しなかった。これに反発したロペスオブラドール氏は同会議を欠席した。

原題:

US Poised to Escalate Claim That Mexico Violated Free-Trade Pact(抜粋)

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