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米住宅価格「東海岸から西海岸まで」調整へ、暴落ない-ムーディーズ

更新日時
  • アリゾナ州ツーソンや両カロライナ州、フロリダ州北東部を含む公算
  • 多くの差し押さえや投げ売りが行われるような状況は起きそうにない

米住宅価格の調整は、「東海岸から西海岸まで」全国各地に広がる見通しだが、暴落には至らないとムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏が予測した。

  ザンディ氏によれば、米連邦準備制度がインフレ抑制で1994年以来の大幅な利上げに動く中で、最も過大評価された住宅市場の価格が下げに見舞われる可能性が高い。著しい投機の兆しが見える地域、すなわち南東部やマウンテンウェストで、振り子の揺り戻しが見込まれる。

  価格調整が起きてもおかしくない都市や州には、アリゾナ州フェニックスとツーソン、ノースカロライナ州とサウスカロライナ州、フロリダ州北東部が含まれるが、アイダホ州ボイジーは特に「全米で最も過大評価された市場」とムーディーズは分析しているという。

  ワシントンで開かれた超党派の住宅政策サミットで、ザンディ氏は「住宅価格急落の必要条件になる投げ売りや住宅ローンのデフォルト(債務不履行)のような事態は予想していない。暴落が発生し、多くの差し押さえと投げ売りが行われるような状況は、どうも起きそうにない」と指摘した。

  2008年の金融危機前に歴史的高水準に達した住宅の空室率が今は過去最低となっており、暴落を想定しにくい理由の一つだと説明した。  

Key Speakers At The NABE Annual Meeting
マーク・ザンディ氏
Photographer: Sarah Silbiger/Bloomberg

原題:

‘Coast to Coast’ Housing Correction Is Coming in US, Zandi Says(抜粋)

(住宅の空室率への言及を追加して更新します)
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