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サル痘ワクチン、米CDCが子供への対象拡大目指す-ババリアン製で

  • 国内の感染例は増えており、半分近くが市中感染-CDC資料
  • Jynneosワクチン、年内に約50万コース分の供給をCDC予想

米疾病対策センター(CDC)はサル痘向けのワクチンについて子供への接種対象拡大を目指している。全世界で報告された感染例は3300件を超え、国内外で感染拡大が続いている。

  今週開かれる諮問委員会の会合向け準備資料によると、CDCはデンマークのババリアン・ノルディックのワクチン「Jynneos」を必要に応じて子供に使用できるようにプロトコル(治験実施計画書)を策定中だ。同ワクチンは現在、成人への使用が認められており、エマージェント・バイオソリューションズの天然痘ワクチンで、サル痘向けにも使用できる「ACAM2000」より安全性が高いとされる。

  現時点でサル痘の感染拡大が確認されているのは主に同性愛の男性の間だが、米国など45カ国で感染が広がる中、それ以外の人々に関しても懸念が高まっている。CDCの資料によると、国内での感染例は増えており、半分近くが市中感染。サル痘のウイルスは衣服やシーツなどの共有のほか、感染者との親密な接触を通じて広がる。

  CDCによると、Jynneosは戦略的国家備蓄に3万6000コース分があり、今年中に約50万コース分が供給されると予想。米政府は必要に応じ、ババリアンから約790万コース分を調達できる可能性がある。同ワクチンは4週間の間隔を空けて2回投与する。

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原題:

CDC Eyes Bavarian Monkeypox Vaccine for Kids as Outbreak Spreads(抜粋)

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