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【欧州市況】株下落、リセッション懸念で21年2月来安値-国債上昇

23日の欧州株は下落。2021年2月以来の安値に沈んだ。ユーロ圏経済活動の拡大ペースが減速し、リセッション(景気後退)懸念が再燃した。欧州国債は上昇した。

  ストックス欧州600指数は0.8%安。銀行、自動車銘柄が特に売られた一方、消費関連銘柄や公益事業株は上昇した。同株価指数は1月に記録した最高値から約19%値下がりし、弱気相場入り寸前の水準にある。

  アバディーン・アセット・マネジメントの投資ディレクター、ジェームズ・アシー氏は「コンセンサスは楽観的な経済見通しが中心だったが、この日のユーロ圏購買担当者指数(PMI)統計がその見方に冷や水を浴びせた」と発言。「どこも成長が減速しているのは明らかだが、中央銀行はインフレをしっかりと抑え込むまで通常の行動が取れない。株を保有するにはひどい状況だ」と指摘した。

European investors stuck between surging inflation and recession woes
 
 

 

  欧州債市場ではドイツ債が中期債を中心に上昇。PMI統計が市場予想を下回り、リセッションが差し迫っているとの懸念が強まった。

  欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁が金融政策の正常化を主張したほか、ナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁がインフレとの闘いで行動を遅らせ過ぎれば、将来の経済的損失を増大させるリスクを冒すことになると警告したことが響いた。

ECBナーゲル氏、中央銀行は後手に回ってはならない

  ドイツ5年債利回りは25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.17%と、最大の下げとなった。10年債利回りは11年以降、2年債利回りは08年以降で最も下げた。

  短期金融市場ではECBの利上げ観測が後退。年末までの利上げは計156bpが織り込まれている。前日は170bpだった。

  イタリア債はドイツ債をアンダーパフォームした。ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)で購入した債券の満期償還金再投資に柔軟性を適用する方針をまだ発動していないと、事情に詳しい関係者の話が伝えられたことが手掛かりだった。

  英国債は利回り曲線がブルスティープ化。利回りは総じて低下した。イングランド銀行(英中央銀行)の利上げ観測が大きく後退。年末までに織り込まれている利上げ幅は計163bpと、20日以降に計25bp縮小した。

6月23日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

債券直近利回り前営業日比
独国債2年物0.81%-0.25
独国債10年物1.43%-0.21
英国債10年物2.32%-0.18

 

原題:Bunds Rally Most Since 2011 on Recession Fear; End-of-Day Curves

European Stocks Decline as Yields Drop Amid Recession Concerns

(抜粋) 

  

  

    これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。

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