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個人投資家がついに降参、弱気相場に屈し大規模売却-JPモルガン

  • 過去1週間の株式売却規模、2020年9月以来の大きさ
  • 「ミーム銘柄」時代に稼いだ利益を全て消失
A close up over-the-shoulder shot of  businesswoman using a digital tablet for online trading.

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Photographer: E+/Getty Images

株式への強気な見方を最後まで続けていた個人投資家がついに弱気相場に屈し、約2年ぶりの速いペースで株式を手放している。

  リテール投資家は新型コロナウイルス禍に伴う株価急落以降、ほぼ常に押し目買いを入れていたが、過去1週間に株式を売却。売りの規模は2020年9月以来の大きさに達した。証券取引所の公表データに基づくJPモルガン・チェースの見積もりで明らかになった。

  今年に入って売りが15兆ドル(約2020兆円)に膨らむ中でも株式を手放さなかった個人投資家にとって、顕著な変化といえる。選好する銘柄や暗号資産 (仮想通貨)で損失が拡大する中、センチメントがついに悪化しつつあると、JPモルガンのストラテジスト、ペン・チェン氏は指摘する。

  「需要が弱まりつつある傾向にある」とチェン氏はインタビューで発言。「リテール投資家が降参したと言えるだろう」と述べた。

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出所:JPモルガン・チェース

  6月13日現在、個人投資家は「ミーム銘柄」時代に稼いだ利益を全て失ったと、JPモルガンでは推計している。

  プロメテウス・オルタナティブ・インベストメンツのマイケル・ワン最高経営責任者(CEO)は「リテール投資家はテクノロジー株と仮想通貨のバリュエーション膨張の重要な原動力だった」と指摘。「実際には、リテール投資家は株価ピーク時での購入が最も多く、底値での購入は最も少ない傾向がある。こうした傾向はドットコムバブル崩壊を含む、これまでのほぼ全ての相場サイクルで見られた」と続けた。

原題:

JPMorgan Sees Capitulation in Retail Crowd Bailing on Stocks(抜粋)

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