コンテンツにスキップする

三井住友FGがSBIの筆頭株主に、個人向けネット金融を強化

更新日時
  • 総額約797億円に上る第三者割当増資を引き受け議決権約10%を保有
  • 銀行、カード・決済、オンライン証券などで幅広く連携
The group logo of SBI Holdings Inc. displayed at a reception area of the company's head office, in Tokyo.

The group logo of SBI Holdings Inc. displayed at a reception area of the company's head office, in Tokyo.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

三井住友フィナンシャルグループは23日、SBIホールディングスと包括的な資本業務提携を結ぶと発表した。銀行、クレジットカード・決済、オンライン証券などで個人向けネット金融事業を中心に幅広く連携を強化する。

Views of Japanese Mega Banks Ahead Of Full-Year Results
三井住友FGとSBIは包括的資本業務提携を結ぶ
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  三井住友FGの発表によると、SBIが実施する発行総額約797億円の第三者割当増資を引き受ける。SBIが同日、関東財務局に提出した有価証券届出書によれば、これにより三井住友FGはSBIの議決権約10%を保有し、株券の管理上、信託銀行などが保有するものを除き事実上の筆頭株主となる。払込期日は7月11日。

  SBIは調達資金の大半を三井住友FG傘下の三井住友銀行などから社債償還のために借り入れたブリッジローンの返済などに充当する。業務提携の推進や事業強化のための合併・買収(M&A)資金の確保に向け資金調達基盤を強化する。

  23日の資本・業務提携に関する説明会で、連携強化に参加する三井住友カードの徳田勝之常務は、「日常決済、給与振り込みなどの銀行口座、資産形成・資産運用の3つに親和性」があると指摘。これまで各社間で連携してきたサービスの利便性などをより高めることができるなどと説明した。

  SBIのメインバンクは現在、みずほ銀行だが、今回の提携で三井住友銀行との関係が近づくことになる。SBI証券の小川裕之専務は、みずほ銀について「引き続きメインバンクとしてお付き合いいただけるものと考えている」と述べた。

  三井住友FGとSBIは、2020年4月に、スマートフォン金融などデジタル分野を中心に幅広く提携すると発表。スマホ専業のSBIネオモバイル証券に三井住友FGが20%を出資し、SBIは三井住友FG傘下のSMBC日興証券と対面証券ビジネスで提携した。

  21年4月には、株式とセキュリティートークンを扱う私設取引システム(PTS)の大阪デジタルエクスチェンジを共同設立するなど関係を深めてきた。

  SBIは株式公開買い付け(TOB)を通じて新生銀行を傘下に収めた他、地方銀行との提携を拡大するなど、銀行の顧客に焦点を当てた事業戦略を強化している。

関連記事
(会社のコメントなどを追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE