コンテンツにスキップする

PIMCO、リセッション長引けば信用損失拡大やデフォルト増加も

  • 米国およびその他の先進国で向こう2年間のリセッション確率は高い
  • 08年の大不況や新型コロナによる20年の急停止ほど深刻でない可能性

債券ファンド大手の米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、リセッション(景気後退)が長引けば信用損失が拡大する可能性があると指摘した。

リセッションリスク、欧米で非常に高まっている-PIMCO

  同社は米国およびその他の先進国で向こう2年間のリセッション確率は高いとの見通しを示した上で、「多くの理由から、次のリセッションは2008年のグレートリセッション(大不況)や新型コロナウイルスによる20年の急停止ほど深刻ではない可能性が高いと考えているが、中央銀行と政府による対応が強力でないために長期化する可能性とその後の回復が遅くなる可能性(もしくはその片方のみが起きる可能性)は十分にある」と分析した。

  さらに、政策当局がインフレおよび戦略の面で問題ありと見なされる企業を支えることに後ろ向きとなり、不況時に金融・財政による支援をあまり提供しない場合、デフォルト(債務不履行)が増え、信用損失が拡大する可能性があると指摘した。

Pacific Investment Management Co. CEO Emmanuel Roman & CIO Dan Ivascyn Interview
ダン・アイバシン氏 
Photographer: Kyle Grillot/Bloomberg

  グループ最高投資責任者(CIO)のダン・アイバシン氏らによるリポートは「信用市場の流動性が総じて低いことに加え、マクロ経済のボラティリティーの高まりと中期的な景気後退リスク、さらに中銀と財政政策のサポートが少ないとの当社の見通しを踏まえ、社債投資では質重視の姿勢を継続する方針だ」としている。

原題:Pimco Says Longer Recession May Fuel Bigger Credit Market Losses(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE