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会社提案が全て否決、GSなど出身の個人株主が新社長に-FVC

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東証スタンダード市場に上場する独立系のベンチャーキャピタル、フューチャーベンチャーキャピタル(FVC)は23日、同日開催した株主総会で、松本直人社長らの取締役選任を含めた会社側提案の議案が全て否決されたと発表した。

    一方、別の取締役選任などを求めた株主提案の2議案は可決され、新たに取締役に選任された同社の個人株主である金武偉氏が同日付で新社長に就任した。

    金氏は同日、ブルームバーグの取材に対して、松本氏ら歴代社長に触れ、「血と涙にじむ功績に最大限の敬意を払い、地方創生と社会課題解決への思いを継承する」とコメント。その上で「私なりのビジョンと戦略でFVCを世界で戦える投資会社にし、創業目的である『真の金融』実現を目指す」とした。

    金氏はゴールドマン・サックス(GS)証券やJPモルガン証券などでの勤務を経て、現在は投資会社を設立し、専業投資家として活動。FVCの株主として、同社の経営戦略を批判し、取締役全員の交代を求めて株主提案していた。日本中を回り、株主らに自身の提案への支持を訴えていたという。

    会社側提案の議案が全て否決されたとの発表を受け、この日のFVCの株価は一時、前日比20%高の888円まで急騰する場面もあった。終値は9.7%高の815円。

(新社長のコメントなどを追加して記事を更新します。更新前の記事では会社表記の略称を訂正済みです)
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