コンテンツにスキップする

アジア通貨下落、米利上げ先行でドル高圧力-フィリピン・ペソ安い

  • フィリピン・ペソは一時約16年ぶり安値、韓国ウォンは13年ぶり安値
  • 中銀の金利シグナルがアジア通貨のより大きなけん引役に-SEB

22日の外国為替市場で、アジア通貨は下落。米連邦準備制度が利上げで先行し、ドル高進行の圧力が強まっている。

  フィリピン・ペソは一時約16年ぶりの安値を付け、韓国ウォンは2009年7月以来の安値に落ち込んだ。香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は香港ドルの米ドルとのペッグ(連動)制を防衛するため、記録的ペースで香港ドル買い・米ドル売りの為替介入を行っている。

  アジアの各中銀が比較的辛抱強いスタンスを取る中で、米連邦準備制度はタカ派的傾斜を強め、こうした相違がアジアの為替相場に影響。フィリピンの経常赤字拡大や韓国株式市場からの資金流出といった要因も、自国通貨を押し下げている。

US dollar has gained against Asian currencies amid aggressive Fed
 
 

  スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケン(SEB)のアジア戦略責任者、ユージニア・ビクトリノ氏(シンガポール在勤)は「中銀の金利シグナルがアジア通貨のより大きなけん引役となりつつある。特に米連邦準備制度が積極的な利上げを続ける中、中銀がインフレ抑制で後れを取っている国の通貨は下方圧力が強まるだろう」と指摘した。

  フィリピン・ペソは対ドルで一時0.7%安の1ドル=54.635ペソと、05年11月以来の安値。韓国ウォンは一時1297.85ウォンと、13年ぶりの安値を付けた。タイ・バーツと中国人民元は少なくとも0.4%の値下がり。

原題:Currencies Tumble in Asia Where Rate Hikes Are Slow to Come(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE