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高インフレで投資家は未経験の不確実性に直面、現金残高膨らむ

  • 物価高抑制のFRB政策でボラティリティー急激に高まる
  • FRBの翌日物リバースレポファシリティー、2兆ドル超える

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ウォール街関係者の多くは、現在のような市場環境を目にしたことがなかった。

  先週は物価や成長の見通し悪化で広範囲の資産でボラティリティーが急激に高まり、米株式・債券は急落。数十年ぶりの高い伸びとなっているインフレ率は予想外に高止まりが続いており、中央銀行の多くが従来の金融政策を急速に修正。ベテラン投資家もショックで手を引いており、現金に近い金融資産やファシリティーにはかつてない額の資金が集まっている。

  ノーザン・トラスト・アセット・マネジメントの短期デュレーション債券ディレクター、ピーター・イ氏は「ペースやインフレの動向といった点で、われわれのキャリアで最も不確実な時期かもしれない」と指摘。「ボラティリティーは非常に高く、急激な変化が見られている。先週はその良い例だ」と話した。

The Fed's hiking cycle, uncertainty are supporting money-market inflows
 
 

  金融引き締めとそれが期間長めの資産に与える多大な影響を巡る不確実性で、ポートフォリオのより大きな部分を現金に置く市場関係者が一段と増えている。

  政府の歳入状況が予想以上に健全に推移していることも相まって、米財務省短期証券(TB)市場で需給バランスが緩み、米金融当局の翌日物リバースレポ(RRP)ファシリティーのようなところに資金を置いておく必要性が高まっている。RRPの応札額・落札額はこのところ2兆ドル(約270兆円)を上回って推移しており、近いうちに大きく減少する公算は小さいと、RBCキャピタル・マーケッツのブレーク・グウィン氏は20日、ミネアポリスで開かれたシンポジウムで指摘した。

米金融当局のリバースレポ応札額、初の2兆ドル突破-連日の記録更新

原題:

Inflation Is Fueling ‘Most Uncertain Time’ in Investors’ Careers(抜粋)

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