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ロシアは報復警告、飛び地への物資輸送をEUが阻止-プーチン氏側近

  • リトアニアに「深刻な悪影響」及ぶ-パトルシェフ安全保障会議書記
  • ロシアのカリーニングラード州、EU制裁で陸路の物資輸送に障害

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ロシアの飛び地、カリーニングラード州への制裁対象物資の輸送をリトアニアが阻止し、ロシアと欧州連合(EU)の対立が深刻化している。プーチン大統領の側近であるパトルシェフ安全保障会議書記は、報復措置をとると警告した。

  同州を訪問したパトルシェフ氏は21日、国営テレビに対し、ロシアが「このような敵対行為に対処するのは間違いない」と述べ、近く適切な措置をとると発言。「リトアニア市民には深刻な悪影響があるだろう」と続けた。

  ロシア外務省はマルクス・エデラー駐ロシアEU大使を召喚し、「強い抗議」を伝えるとともにカリーニングラード州へのEU領内通過を即時回復させるよう要求した。同州は北大西洋条約機構(NATO)加盟国でもあるリトアニアとポーランドに挟まれ、ロシア本土と陸路ではつながっていない。EUはエデラー大使の召喚について、大使は措置を説明するため自ら外務省に出向いたと主張している。

  カリーニングラード州の現地当局によると、EUの制裁が先週発動し、リトアニアを通過して鉄道で同州に流入する物資の半分が影響を受けている。空路や海路による物資流入は続いているという。

  パトルシェフ氏はロシアが検討している具体的な措置については示唆しなかった。軍事的報復はNATOと直接対決することになるリスクがある上に、カリーニングラード州が封鎖されているわけではないことから、可能性は低いとみられる。リトアニアはウクライナ侵攻を巡ってロシアへの電力依存を引き下げ、5月にはカリーニングラード州からの電力輸入を停止。4月にはロシア産ガスの輸入をゼロにすると発表していた。

  リトアニアの物資輸送阻止はEUの制裁に沿った措置。EUで3月に成立した合意に基づいて来月には対象品目が拡大し、セメントなども含まれる。

原題:

Putin Ally Vows Russian Response to EU Kaliningrad Sanctions (1)(抜粋)

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