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米国債市場の乱高下は収まらない、FRBのガイダンス信頼できず

  • 当局のガイダンス、過去20年間ほどには信頼できない
  • 当局はあまりにも何回もガイダンスと金利変更した-ブラックロック

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米連邦準備制度はデータが正当化するならば、過去の慣行から離れることをいとわない姿勢を鮮明にした。投資家にとっては米国債市場のボラティリティーが収まらないことを意味する。

  米国債相場は過去1週間に乱高下した。米金融当局は、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長がわずか数週間前には検討していないと語っていた0.75ポイントの引き上げ決めた。5月の米消費者物価指数(CPI)上昇率は予想を上回り40年ぶり高水準を更新した。

  インフレの新たな証拠を受けた当局の姿勢変更はトレーダーに難しい現実を突きつけた。新型コロナウイルス禍後の不確実性は、当局のガイダンスが過去20年間ほどには信頼できないことを意味するということだ。

  政策の軌道の予測がはるかに困難になった今、トレーダーらはインフレ、労働市場、経済についてのデータに依存している。いずれも米国債市場の新たな方向転換をもたらす可能性がある。この結果、将来のボラティリティーの指標は2020年の新型コロナ禍初期以来の高水準にある。流動性逼迫(ひっぱく)も市場の変動を悪化させている。

  ブラックロックのiシェアーズ投資戦略米州責任者、ガルギ・チャウドリ氏は「市場ボラティリティーは終わりに近づいていない。米金融当局はあまりにも何回もガイダンスと金利を変更し、不要なボラティリティーを生み出した」と話した。 

Reduced faith in Fed forward guidance heightens focus on data
 
 

原題:Volatility Hammerlocks Bonds as Data Seen Setting the Fed’s Path(抜粋)

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