欧州株の下落は行き過ぎ、弱材料は大半が織り込み済み-BofA
Sagarika Jaisinghani-
欧州株の投資判断、「ネガティブ」から「ニュートラル」に引き上げ
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成長モメンタム加速の可能性ほぼ見られず、「ポジティブ」はまだ
欧州株の下げは行き過ぎで、経済に関する悪いニュースの影響はその大半がすでに織り込まれている。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらが指摘した。
セバスチャン・レードラー氏率いる同行のストラテジストは、ストックス欧州600指数が目標の410を下回ったとし、欧州株の投資判断を「ネガティブ」から「ニュートラル」に引き上げた。その上で、同指数は今年記録した過去最高値から約20%値下がりしたが、成長リスクや実質利回りの上昇といった要素を考慮すれば、完全に「ポジティブ」へと引き上げるのは時期尚早だと警戒感を示した。
同ストラテジストは「ポジティブな株価モメンタムを促す主な材料は成長モメンタムの加速だが、その可能性はほとんど見られない。『ニュートラル』に引き上げたが、『ポジティブ』ではない」とリポートで説明した。

出所:ブルームバーグ
原題:BofA’s Raedler Sees Bottom for European Stocks After Steep Rout
(抜粋)
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