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米議事堂襲撃事件の公聴会、ペンス氏の身に迫った危険の詳細明らかに

  • ペンス副大統領の12メートル以内まで暴徒が迫っていた
  • 「ペンスはつるし首だ」と叫ぶ暴徒、外に絞首台のような物を設置
Former US President Donald Trump displayed on a screen during a hearing of the Select Committee to Investigate the January 6th Attack.

Former US President Donald Trump displayed on a screen during a hearing of the Select Committee to Investigate the January 6th Attack.

Photographer: Bloomberg/Bloomberg

2021年1月6日に米連邦議会議事堂を襲撃した暴徒は、警備チームに退避を促されるペンス副大統領(当時)に40フィート(約12メートル)以内に迫っていたことが、事件を調査する下院特別委員会の公聴会で明らかになった。ある情報提供者は連邦捜査局(FBI)に後日、襲撃事件を先導した過激派は機会があればペンス氏を殺害していただろうと伝えたという。

  これらは16日の公聴会で示された議会襲撃事件当日のペンス氏の過酷な状況を物語る新たな詳細情報で、トランプ大統領(当時)が副大統領の身に迫った危険に対して冷淡で無関心な様子だったことも明らかになった。

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ペンス副大統領が襲撃事件当日に安全な場所に避難する様子を示した動画の画像を下院特別委員会が公表
Source: House Select Committee/AP

  公聴会では、バイデン氏勝利を議会が正式認定するのをペンス氏を利用して阻止しようとするトランプ大統領の計画が違法だと、ホワイトハウスの弁護士らが考えていたことも証言で明らかになった。この策略を練った弁護士ジョン・イーストマン氏ですら、それについて連邦最高裁判事らが「9対0」で違法の判断を下すだろうと事前に認めていたと、ペンス氏の首席顧問グレッグ・ジェイコブ氏は公聴会で証言した。

  下院特別委のアギラル議員は公聴会で、議事堂への暴徒乱入をメドウズ大統領首席補佐官(当時)から既に伝えられていたトランプ氏がその後、選挙人投票集計で「ペンス氏が行われるべきことを行う勇気を持っていなかった」とツイートしたと説明。そのツイート後に暴徒が議会に押し寄せたと指摘した。特別委が公表した宣誓供述ビデオの抜粋によれば、当時トランプ大統領の副報道官だったサラ・マシューズ氏は「あのツイートで火に油が注がれたように感じた」と証言した。

  議事堂に乱入した群衆は「ペンスはつるし首だ」と叫び、建物の外には絞首台のようなものを設置した。最初に建物に侵入した過激派グループ「プライドボーイズ」のメンバーはペンス氏かペロシ下院議長のいずれかを手が届けば殺害していただろうと極秘の情報提供者がその後FBIに明かしたとアギラル氏は述べた。

House January 6 Committee Holds Public Hearing
「ペンスはつるし首だ」と叫ぶ暴徒の映像を映した下院特別委員会の公聴会
Photographer: Tom Brenner/Bloomberg

原題:

Jan. 6 Panel Presents Chilling Details of Pence Escape from Mob(抜粋)

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