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日本電産CEO、後継者育成に2年-永守イズムやポリシーの体得必要

  • COO降格の関氏が「逃げない限り」後継で育成、生え抜きに禅譲も
  • 来年4月の「ニデック」への社名変更案を定時株主総会で決議

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日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は17日、自らの後継者が育つには2年ぐらいかかり、創業者のイズム(主義)やポリシーを体得してもらう必要があると述べた。

Nidec Corp. CEO Shigenobu Nagamori Attends Earnings Announcement
永守会長
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  永守氏は同日開かれた定時株主総会後の記者会見で、同社の関潤社長兼最高執行責任者(COO)について「逃げる姿勢がない」と評価する一方、「業績の上がらない人を後継者にするわけにはいかない」とも述べ、関氏にも徹底的に「私のイズムを体得してもらう必要がある」と話した。

  日本電産では日産自動車から移籍した関氏が2021年6月にCEOに就任。8月で78歳になる創業者の永守氏の後継者と目されていた。

  その後、永守氏は足元の業績回復の遅れや株価の値動きを懸念して社内で公然と関氏への失望感を表明するようになり、今年4月に自らのCEO復帰を発表。関氏は車載事業に専念している。

  永守氏は関氏について、「正直最初の2年間はなかなか変わらなかった」とした上で、最近は改善がみられるとし、関氏が「逃げない限りは彼を後継として育てる」と述べた。状況によっては生え抜きの社員が後継になる可能性も示した。

  これに対して会見に同席した関氏は、「まっすぐ答えると逃げる気は全くない。ここで逃げたら何のために来たのか分からない」と答えた

  会見に先立ち開かれた株主総会では、来年4月の「ニデック」への社名変更などすべての議案が可決された。

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