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円急落でアジアのアマチュア投資家の円購入急増、買いの好機逃さず

  • 香港ドルは対円で2002年以来20年ぶりの高値水準
  • 香港の外貨両替店で毎日300人程度が円購入、最大50万香港ドル相当

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世界の投資家がここ数カ月にを投げ売りする中、香港で小規模な外貨両替所を経営するガブリエル・レオンさんは、正反対の行動を取る客が急増していることに気づいた。

  勤労世帯が暮らす住宅・商工業地区の深水埗にあるレオンさんの店では、円が香港ドルに対し20年ぶりの安値水準に下落したのを買いの好機と見るアマチュア投資家の両替が増えている。世界的な円売りが始まる前は円購入客が1日当たり12人未満だったが、今は300人程度に上るという。

Hong Kong's Birdy Currency Exchange
香港の外貨両替店で1万円札を数える店員(6月16日)
Photographer: Lam Yik/Bloomberg

  レオンさんは「顧客1人当たり10万香港ドル(約168万円)から50万香港ドルに相当する円を買っている。以前は2万香港ドル未満だった」と説明。円購入者の多くが日本の外国人観光客受け入れ再開に伴い訪日を計画していると述べた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)が15日に大幅利上げを決めた一方で、日本銀行は17日に超低金利政策を維持すると市場では見込まれており、こうした金利差が円安の要因となっていた。潜在的な旅行者は将来のより良いレートを逃すリスクよりも、大幅下落した円の買いの好機を重視しているようだ。

Hong Kong's Birdy Currency Exchange
両替店で1万円札を数える客
Photographer: Lam Yik/Bloomberg

 

原題:

Yen’s Freefall Triggers Rush to Buy Among Asia’s Amateur Traders(抜粋)

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