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米住宅着工件数、5月は予想以上の減少-約1年ぶり低水準

更新日時
  • 住宅着工件数は14.4%減の155万戸-前月は181万戸に上方修正
  • 建設中の一戸建ては前月に続き2006年以来の高水準
A finisher places tape on drywall seams inside a new home under construction in Plano, Illinois.
A finisher places tape on drywall seams inside a new home under construction in Plano, Illinois. Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

5月の米住宅着工件数は予想以上の落ち込みとなった。サプライチェーン問題の継続による影響と、住宅ローン金利上昇による販売減が浮き彫りになった格好だ。

キーポイント
  • 5月の米住宅着工件数は年率換算155万戸に14.4%減少
    • 約1年ぶり低水準
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は169万戸
    • 前月は181万戸に上方修正-2006年以来の高水準
  • 着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は170万戸に減少
    • 昨年9月以来の低水準
US housing starts, permits both dropped by more than forecast in May
上段は住宅着工件数、下段は建設許可件数
 

  着工件数の減少率は2020年4月以降で最大。住宅ローン金利上昇による需要減退が住宅市場を圧迫していることを示唆する。ただ、建設許可のペースは着工を上回っており、短期的に住宅建設が持ちこたえる可能性はある。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は14、15両日に開催した定例会合で、主要政策金利の75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の引き上げを決定。インフレ高進を抑えるべく、7月の会合でも大幅利上げに動くことを示唆した。30年物の住宅ローン金利はFOMC会合前の時点で5.6%を上回る水準で推移。年初の約3.5%から大幅に上がり、2008年以降で最も高い水準となっている。

FOMC、75bp利上げ-7月は75か50bpの公算大とFRB議長 (3)

  一戸建て住宅の着工件数は9.2%減の年率換算105万戸と、2020年以来の低水準。変動の大きい集合住宅の着工件数は23.7%減の同49万8000戸で昨年11月以来の低水準となった。  

  ただ、受注残は依然として高い水準にある。建設許可は得たが未着工の住宅は5月に0.7%増加。建設中の一戸建ては前月に続き2006年以来の高水準となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Housing Starts Decline to Lowest Level in More Than a Year、US May Housing Starts Fell to 1,549k Annualized, Below Est.(抜粋)

(統計の詳細を追加して更新します)
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