米NAHB住宅市場指数、2年ぶり低水準-需要後退とコスト高で
Reade Pickert
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A worker prepares siding to install on a single family home under construction in Lehi, Utah, U.S., on Friday, Jan. 7, 2022.
Photographer: George Frey/Bloomberg全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した6月の住宅市場指数は、2年ぶりの低水準となった。インフレ高進と住宅ローン金利上昇が需要を圧迫した。
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建設業者は住宅市場の広範な減速に直面している。住宅ローン金利の急速な上昇は値ごろ感を悪化させ、ここ数カ月で販売減速をもたらしている。一方、資材のリードタイム(発注から納品までにかかる時間)は依然長く、高コストや人材難も続いている。
NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「住宅市場は需要と供給の両サイドで課題に見舞われている」と発表文で指摘。コスト高騰が広範に及び「住建資材コストは前年比19%増加した」と説明した。
需要サイドについて「22年前半の住宅ローン金利上昇で、購入予備軍の多数が手を出せなくなった」とした。
指数細目では購買見込み客足指数が5ポイント低下して48と、20年6月以来の低水準。販売の現況指数も2年ぶり低水準となり、向こう6カ月の販売見通し指数は20年5月以来の水準に落ち込んだ。
6月は中西部で指数が改善したが、残り3地域では低下した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Homebuilder Sentiment Falls to Two-Year Low on Softer Demand(抜粋)
(統計の詳細を追加します)
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