コンテンツにスキップする

世界の石油供給、23年の需要拡大満たせない公算-IEA見通し

  • 来年もエネルギー価格上昇に見舞われる状況を示唆
  • 世界石油需要は日量1億160万バレルに-パンデミック前を超える

国際エネルギー機関(IEA)は15日、世界の石油供給は拡大する需要を2023年に満たすのに苦戦するとの見通しを示した。来年もエネルギー価格上昇に消費国や家計が見舞われる状況を意味する。

  IEAは月報で、中国経済再開で石油の消費は増えるものの、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁強化で生産が抑制されると予想。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」は需要を満たすため、余剰生産能力を歴史的低水準まで減少させる必要があるだろうとした。

  月報は「世界の石油供給は来年、需要拡大ペースに合わせていくのに苦戦するかもしれない。制裁強化でロシアはさらなる油田閉鎖を余儀なくされ、多くの生産国は能力の制約に直面する」と指摘した。

  IEAによると、23年の世界の石油需要の伸びは日量220万バレルに加速する一方、OPECプラス以外の産油国の供給は同190万バレル増える見込み。世界の石油需要は日量平均1億160万バレルとなり、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を超えるという。

原題:

World Oil Supply Will Struggle to Meet Demand in 2023, IEA Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE