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ゴールドマンとドイツ銀、豪中銀の0.75ポイント利上げのリスク想定

  • 最低賃金は5.2%増、16年ぶりの大幅引き上げ-物価圧力増大へ
  • 0.75ポイント利上げの可能性は7月より8月が高いとドイツ銀

ゴールドマン・サックス・グループとドイツ銀行は、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が最低賃金の予想以上の引き上げを受け、今後の政策会合で0.75ポイントの利上げを行うリスクがあるとの見方を示した。

  豪公正労働委員会は15日、最低賃金の5.2%引き上げを発表した。16年ぶりの大幅引き上げで、第1四半期(1-3月)のインフレ率をやや上回る水準となる。この決定は物価圧力を高めるもので、ロウ豪中銀総裁の利上げ姿勢を裏付けることになりそうだ。

  ドイツ銀行のフィル・オドナゴー氏は米連邦準備制度が今週0.75ポイント利上げする可能性と、ロウ総裁の14日夕方に放映されたインタビューでのタカ派発言、最低賃金の大幅引き上げに言及。豪中銀の2022年の賃金見通しに「重大な上振れリスク」が見込まれるとし、0.75ポイント利上げの確率が高まっており、7月より8月の可能性が高いとの見方を示した。

Global central banks are raising interest rates to rein-in inflation
 
 

  豪中銀が前回0.75ポイント利上げしたのは1994年8月。同年に計2.75ポイント利上げし、政策金利を7.5%に高めていた。

  ゴールドマンのアンドルー・ボーク氏も、インフレ率が年内に7%に達する可能性があり中銀目標レンジの2-3%に戻るには時間がかかるとのロウ総裁の発言に触れ、「インフレ見通しの変化を考慮すると、7月と8月の両方、もしくはいずれかに0.75ポイント利上げが行われる重大なリスク(約35%)が見られる」とリポートで分析した。

  ボーク氏とオドナゴー氏は今のところ、政策金利が7月会合で0.5ポイント引き上げられ1.35%に設定されると予測している。

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原題:Goldman, Deutsche See Risk of 75 Basis-Point Hike in Australia(抜粋)

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