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タカ派FRBが強気相場にとどめ刺す、経験不足の株投資家に痛い教訓

  • 中銀の方針転換時には特に投資リスク高まることを裏付け
  • 弱気相場入りでインフルエンサーの助言に従った個人投資家に打撃

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「連邦準備制度と闘うな」という格言は長年、「株を買え」ということだけを意味していた。しかしこれまでインフレを経験したことがなかった新人投資家は現在、ほかの意味もあり得ると学びつつある。

  投資家が最も忠実な盟友と見なしていたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派的発言などを背景に、S&P500種株価指数はこの数カ月間下げ局面にあった。13日には今年1月に付けた最高値からの下げ率が20%を超え、弱気相場入りした。米史上有数の力強さを示した約2年間の強気相場に終止符が打たれた。

  今回の急落劇でパウエル氏率いる連邦準備制度が主要な悪役となったことは、市場を理解したと思い込んでいた投資家にとって痛みを伴う教訓となった。力強い経済や好調な企業利益見通し、なお堅調な個人消費でも、インフレ高進と物価抑制に躍起となるFRB議長という悪材料を克服できなかった。

  株式投資を最近始めた投資家はネット上のインフルエンサーなど新手の助言者に促され、新型コロナウイルス対策の給付金などを元手に株式のロング(買い持ち)戦略を採用することも多く、このところ株安で大きな打撃を受けている。結局のところ投資にリスクはつきものであり、特に中央銀行が方針を変更する時にはそう言える。

  Gスクエアド・プライベート・ウェルスのビクトリア・グリーン最高投資責任者(CIO)は「現時点では『Fedプット』に頼れる可能性はわずかだ」とした上で、「投資家はさらなる痛みに備えるべきだ」と電話インタビューで語った。

S&P 500 down 20% from its January high
 
 

  S&P500種は13日、3.9%安で終了。多くの側面で前例のないものとなったS&P500種の強気相場は2020年3月23日に始まり、今年1月3日に終わったことになる。期間は651日と強気相場としては過去最短だったが、この期間の年換算53%の上昇は過去最大だった。

原題:Influencer-Approved Bull Market Sputters to End on Hawkish Fed(抜粋)

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