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米テクノロジー株の底見えず、FRB大幅利上げへの懸念再燃で

  • アマゾンとメタの下げは5%超える、アップルも3.8%安
  • ナスダック100の4日間の下落率は20年3月以来の大きさ

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世界の主要なテクノロジー企業の株価は13日に総崩れとなった。米連邦準備制度が米経済をリセッション(景気後退)に追いやるとの懸念から、米株式市場は弱気相場入りした。

  アマゾン・ドット・コムとメタ・プラットフォームズの下落率はそれぞれ5%を超えた。予想を上回る5月の米インフレ率を受け、米国債利回りはこの10年余りで最も高い水準を付けた。アップルとマイクロソフトはいずれも3%余り下げ、約1年ぶりの安値。S&P500種株価指数は1月の高値からの下げ率が20%を超え、世界的な株安は特にテクノロジー株に打撃を与えている。

  テクノロジー株はバリュエーションの高さから金利上昇に対して特に脆弱(ぜいじゃく)。先月後半に回復を見せたが、10日には再び下落。同日発表された5月の米消費者物価指数(CPI)上昇率は40年ぶりの高水準となり、米金融当局がより積極的な利上げを実施するとの観測が強まった。

FRBに利上げ強化催促の米国債市場-予想を上回る5月CPI上昇で

  「底」が見えないとアナリストらが指摘する中で、13日には下げが加速した。

  ロバート・ベアードのテクノロジー株ストラテジスト、テッド・モートンソン氏は、誰もが予測困難な状態にあると指摘。「連邦準備制度がインフレを退治して一息つけるまでは底入れしないと思う。それがいつになるか誰も分からない」と述べた。

Tech stocks tumble to a fresh low this year
 
 

  S&P500種は13日、3.9%安で終了。2021年1月以来の安値となった。ナスダック100指数の4日間の下げ率は11%余りと20年3月以来の大きさ。昨年のピークからの下げ率は約32%に達した。S&P500種の最高値からの下落率は22%。

  S&P500種の個別銘柄で最もウエートが高いアップルは3.8%安で終了。年初から26%下げている。

  アマゾンの時価総額は1兆ドル割れに近づいた。フェイスブックの親会社メタは3日続落し、20年4月以来の安値で終了した。マイクロソフトは4日続落。半導体メーカーのエヌビディアの時価総額は昨年のピークの半分未満に落ち込んでいる。

原題:Big Tech’s Floor Collapses on Renewed Fears of Bigger Rate Hikes(抜粋)

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