コンテンツにスキップする

米下院、銃規制法案可決-焦点は上院の「レッドフラッグ法」巡る議論

  • 上院の超党派交渉で妥協案まとまるまで下院案は棚上げされる見通し
  • 共和党は法順守している銃保有者の権利制限されるとして規制に抵抗

米下院は8日、包括的銃規制法案を賛成223、反対204の賛成多数で可決した。ただ上院では超党派の交渉で妥協案がまとまるまで下院案は棚上げされる見通しであることから、下院可決は象徴的な意味合いが強い。

  包括的銃規制法案には半自動小銃の購入年齢の18歳から21歳への引き上げや、大容量弾倉の販売制限、銃器の安全な保管に関する連邦基準設定などの条項が盛り込まれている。採決では共和党議員5人が党の方針に反して賛成票を投じ、民主党からは2人が造反した。

  下院での銃規制法案採決の背景には5月にテキサス州ユバルディとニューヨーク州バッファローで相次いで銃乱射事件が発生したことがある。

  しかし銃乱射事件が多発する中でも議会共和党は銃規制について、法を順守している銃保有者の権利を制限することになるとして抵抗している。

  上院での議論は、他者や自身への脅威となる兆候を見せたと当局が判断する人物から一時的に銃を押収する権限を裁判所に付与する「レッドフラッグ法」の各州での導入に向けた州補助金交付などが焦点となっており、マーフィー議員(民主)とコーニン議員(共和)が率いる超党派グループが協議を進めている。

  マーフィー議員は同グループが8日に初めて対面で会合を開いたとした上で、協議は前進していると述べた。また当初の交渉期限は今週末だったが、間に合わない見込みのため、現在は7月4日を考えていると説明した。

   ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数株式を保有しているマイケル・ブルームバーグ氏は銃規制を支持する団体「エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー」を支援している。

Knob Creek Gun Range And Store As Sales Reach Record Pace
販売店に展示されている銃や弾薬(ケンタッキー州、2021年7月22日)
Photographer: Jon Cherry/Bloomberg

原題:House Passes Gun Bill But Focus Is on Negotiations in Senate(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE