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ゴールドマンのパンドル氏、円になお強気-24年ぶり安値に迫る中でも

  • 米景気下降あるいは日銀の政策シフトで円上昇とのシナリオ描く
  • 円は対ドルで1998年以来の安値に接近、日米の政策かい離で
Dealers in the trading room at foreign exchange brokerage Gaitame.Com Co. in Tokyo, Japan, on Thursday, April 28, 2022. 

Dealers in the trading room at foreign exchange brokerage Gaitame.Com Co. in Tokyo, Japan, on Thursday, April 28, 2022. 

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

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円は約24年ぶりの安値を試そうとしているかもしれないが、ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト、ザック・パンドル氏は、仲間が減りつつある円強気派であり続けることに満足している。

  ゴールドマンのグローバルFX・金利・EM戦略共同責任者を務めるパンドル氏は、円が上昇する大まかなシナリオ2つを想定している。1つは米景気下降が近く起きた場合で、もう1つは日本銀行の政策シフトや為替介入が行われた場合だ。後者は、商品価格の上昇や通貨安、経済再開で日本国内の物価上昇に弾みつくことで実現される。

Yen a sliver away from falling to a 24-year low
 
 

  パンドル氏は電子メールで、「日本では、為替介入やイールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)政策の下で日銀が許容する長期金利の上限引き上げという形で、ポリシーミックスが変更される可能性が高まっている」とコメント。日本「特有の国内インフレの弱さから円がトレンドベースで下落するシナリオは、比較的確率が低くそうだ」との見方も示した。

  パンドル氏の同僚であるゴールドマンのストラテジスト、カレン・フィッシュマン氏は先月、米国がリセッション(景気後退)に陥った場合、ドルは円に対して15-20%下落し得るとの見方を示した。

  9日の取引で円は下落し、1998年以来の安値まであとわずかに迫った。円の一段安を見込んだ投資家の動きが加速した。日銀は低迷する経済を後押しするため、10年国債を0.25%で無制限に買い入れる指し値オペで長期金利を抑えているが、米国では利上げ観測を背景に国債利回りが上昇。そうした乖離(かいり)がドルに有利に働いている。

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原題:Goldman’s Pandl Still Bullish on the Yen on US Slowdown Bet (1)(抜粋)

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