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ドル・円は連日の高値、国内のドル需要が押し上げ-一時133円29銭

更新日時

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東京外国為替市場のドル・円相場は連日で約20年ぶりの高値を更新した。国内外の金融政策の格差を意識した円売り圧力が続く中、国内のドル需要が相場を押し上げ、一時1ドル=133円29銭を付けた。終盤には日本銀行の黒田東彦総裁の発言を受けて上げ幅を縮小する場面もあった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時22分現在、前日比0.4%高の133円15銭。ここまでのレンジは132円58銭を安値に一時133円29銭と2002年4月3日以来の高値まで上昇
ドル・円の推移
 
 

市場関係者の見方

三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニットの西田朋広主任調査役

  • 円は緩和維持を続ける日銀と、タカ派的なサプライズが続く他の中銀とのコントラストで売られやすい
  • 早めの欧州勢の参入時にはインド中銀が予想以上の利上げを発表し、きのうの豪中銀と同様のタカ派的なサプライズになったことも弱い円を意識する材料
  • ドル・円は引き続きじりじりと上値を切り上げていく展開。明日の欧州中央銀行(ECB)会合が7月0.5%ポイントの利上げを織り込ませる内容になった場合には、ドル・円は135円を試す可能性も

NBCフィナンシャルマーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • 黒田日銀総裁が、短期での急激な円安の進行は望ましくないと述べたことに対して、ドル・円は機械的に売りで反応したが、下げは限定的で底堅さが示された

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • ドル・円のオプションのリスクリバーサルが1週間物から3カ月物にかけてドルコールオーバーに転じており、ドルの先高観が強まっている
  • 移動平均線も5日線がサポートになって上がってきており、短期の上昇モメンタムは相当に強く、上昇が続きやすい
  • 国内外の金融政策スタンスの差が意識され、クロス円でも円安トレンドが加速しており、きょうは132円半ばから133円半ばといったレンジでの動きになりそう

背景

  • 黒田総裁:短期での急激な円安の進行は望ましくない
  • 米主要株価指数先物は時間外取引で前日比下落、米10年国債利回りは3ベーシスポイント(bp)上昇の3%付近
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