ソニーG出井伸之元会長が肝不全で死去、84歳
宮沢祐介
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ソニーグループは7日、元会長兼グループCEOの出井伸之氏が2日に肝不全で死去したと発表した。84歳だった。

出井伸之氏(2017年5月)
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
近親者による密葬ですでに葬儀は済んでおり、同社は後日、しのぶ会を開催する予定だとしている。
出井氏は1960年にソニーに入社、音響事業本部オーディオ事業部長やホームビデオ事業本部長、クリエイティブ・コミュニケーション部門長などを歴任した後、95年に社長に就任。98年には最高経営責任者(CEO)に就任し2000年から05年まで会長兼CEOを務めた。
さまざまな事業のグローバル化を進めたほか、委員会等設置会社への移行などコーポレートガバナンス(企業統治)の確立も推進した。CEO退任後の06年にはベンチャー企業の育成支援などを行うクオンタムリープを設立していた。
ソニーGの吉田憲一郎社長は、1998年から2年間出井氏の下で社長室室長を務めた時の「経験と学びは、自分の人生の転機ともなり、現在のソニーの経営にもつながっている」とのコメントを発表した。
(詳細を追加して記事を更新します)
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