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【ウクライナ】ロシア、米国人61人を入国禁止-イエレン財務長官ら

更新日時
  • ロシアの原油輸出収入は減少-インドは購入拡大へ協議
  • ウクライナ、穀物輸出巡り国連と協議-ロシア新車販売は84%減少

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ウクライナはロシア軍の妨害で国内の港から輸出できないでいる穀物の積み出し方法を国連と協議していると、ゼレンスキー大統領が明らかにした。ウクライナの港からの海上輸送を巡ってはトルコとロシアが暫定的な合意に達したが、同大統領は懐疑的な姿勢を崩していない。

ロシア、ウクライナからの穀物出荷計画でトルコと合意-イズベスチヤ

  英国は最長80キロメートル離れた標的を攻撃できるロケット弾発射システムをウクライナに供与することを計画している。米国も先週、同様のシステムの提供を表明。そうした動きが戦争のエスカレートにつながるとしたロシアの主張を否定した。

  欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のブルトン委員(域内市場)は、ロシアのプーチン大統領が欧州の分断を図るため天然ガスを利用していると非難した。

  ウクライナ情勢を巡る最近の主な動きは以下の通り。

コラムとQuickTake

ロシア、米国人61人を入国禁止-イエレン氏ら

  ロシアは米国の政府関係者や企業幹部ら61人を「無期限で」入国禁止とした。ロシア市民に対して「制裁を拡大し続けている」ことへの報復だと、外務省がウェブサイトで発表した。制裁対象にはイエレン財務長官やグランホルム・エネルギー長官、ホワイトハウス顧問、国務省高官らのほか、ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)、デルタ航空のエド・バスティアンCEO、フィッチ・グループのポール・テイラーCEOらが含まれる。

ゼレンスキー大統領:ロシアはザポロジエ州の占領狙っている

  ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が一部占領するドネツク州の西隣に位置するザポロジエ州に現在、この戦争の「最も危険な状況」が存在すると語った。

  ゼレンスキー氏はキーウで記者会見し、「電話通話の傍受から得られ、理解したところでは、敵はザポロジエ州の占領を狙っている」と述べた。

ロシアの原油収入は減少、輸出増でも

  ロシアが原油輸出で得る収入は減っている。海上経由の原油輸出は6週ぶりの高水準に上っているが、欧州が敬遠する中でアジアの買い手に対して大幅な割引を提供していることが理由だ。

Russia’s Seaborne Crude Flows

Flows in the week ending June 3 compared with week ending May 27

Source: Vessel tracking data monitored by Bloomberg

Note: b/d - barrels a day

ウクライナ、穀物輸出で国連と協議-大統領

  ウクライナは穀物を輸出する方法について国連と協議しており、トルコのエルドアン大統領とも状況を話し合っていると、ゼレンスキー大統領が明らかにした。

  ゼレンスキー氏によると、ウクライナの港から輸出ができないでいる穀物は2500万トンにも上り、その量は秋までに7500万トンに達する可能性がある。ウクライナはベラルーシの鉄道を利用して輸出する提案を拒否したとゼレンスキー氏は説明し、ロシアとトルコとの間で行われた穀物輸出を巡る協議には招待されなかったと語った。

ロシアの新車販売が記録的落ち込み、制裁が打撃

  ロシアの新車販売は制裁と国際的な孤立が響き、停止に近い状態となっている。

  欧州ビジネス協会(AEB)によると、5月の新車販売台数は前年同月比84%減の2万5000台足らず。少なくとも2006年以降の最低で、過去のピーク時と比べ10分の1に満たない水準に落ち込んだ。

インド、ロシア国営石油会社から追加輸入を協議

  インドはロシア産石油の輸入を増やすことを検討している。国営製油会社は大幅に値引きされたロシア国営石油会社ロスネフチからの購入を増やすことに意欲的だ。事情に詳しい関係者によると、ロシア産原油について新たに6カ月の供給契約を確保することにインド国営製油各社は集団で取り組んでいる。

インド、ロスネフチからのロシア産石油輸入拡大で協議-関係者

英国、ウクライナにロケット弾発射システム供与へ

  ウォレス英国防相は6日、ウクライナに多連装ロケット弾発射システム(MLRS)を供与すると発表した。米国も高機動ロケット砲システム「ハイマース」の供与を決めており、これと緊密に連携した動きとなる。ウクライナは射程がより長距離の精密兵器の提供を求めていた。

  英国防省の発表資料によれば、「M270」兵器システムはロッキード・マーチンが製造。最長で80キロメートル離れた標的を高い精度で打撃できるという。

ロシア、略奪した穀物の買い手求める-NYタイムズ

  ロシアのプーチン政権は干ばつに見舞われているアフリカ諸国にウクライナで略奪した小麦を販売しようとしていると、米国は十数カ国に伝えた。米紙ニューヨーク・タイムズが外交上の電信を引用して伝えた。

ロシア外相、セルビア訪問を中止

  ロシアのラブロフ外相は6-7両日にセルビアを訪問する予定だったが、ブルガリアと北マケドニア、モンテネグロが領空飛行を認めなかったため、中止となった。インタファクス通信が匿名のロシア外務省高官を引用して伝えた。

ロシアによるウクライナ侵攻開始から100日経過
Markets: European Open.”

原題:Ukraine Latest: Kyiv in Talks With UN to Seek Grain Export Route、Russia Bans Entry to 61 US Nationals, Including Yellen and Fink(抜粋)

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