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ブラックスワンの番人が警告、「人類史最悪のクレジットバブル」迫る

Mark Spitznagel, president and chief investment officer of Universa Investments.

Mark Spitznagel, president and chief investment officer of Universa Investments.

Photographer: Chris Goodney

ブラックスワン的なイベントに備えるファンド(ブラックスワン・ファンド)を運用する米ユニバーサ・インベストメンツを創業したマーク・スピッツナーゲル最高投資責任者(CIO)は、金融システムには「人類史最悪のクレジットバブル」が迫っていると警告する。

  「このクレジットバブルが破裂すれば、誰も聞いたことのないような大惨事に市場は見舞われる。これが起きないことを祈ろう」とスピッツナーゲル氏は3日の電話インタビューで述べた。「私たちは自ら厳しい位置に来てしまった」と語った。

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マーク・スピッツナーゲル氏
Photographer: Misha Friedman/Bloomberg

  スピッツナーゲル氏は自分は「終末的な悲観論者」ではないと言う。かねて中央銀行によるゼロ金利政策、もしくはマイナス金利政策に異論を唱えてきた同氏は、こうした政策が資産価値をかさ上げし、過剰な借り入れを奨励したと主張してきた。現在の金融当局は世界的に、高まるインフレを相手に金融引き締めで闘っている。

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  スピッツナーゲル氏は米国債や金といった従来式の質への逃避先について、今年は投資家を裏切り、痛みを深刻にしたと指摘。2021年の著書「セーフヘイブン」では、米国債と金はいずれもリスク軽減と整合しないと論じている。

  2007年に創業したユニバーサには、ベストセラーとなった著書「ブラック・スワン」で2008年の金融危機を予言したナシーム・ニコラス・タレブ氏が助言している。同社はリスクを最小化することに特化した純然たるヘッジファンドで、特異な相場急落に備え資本を保全することをうたう。ブルームバーグが入手した書簡によれば、2020年3月にはオプション取引で3612%のリターンを上げたと顧客に述べている。

原題:Black Swan Investor Watching for ‘Greatest Credit Bubble’ to Pop(抜粋)

 

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