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サプライチェーンの現地化が重要、米投資大手2社のトップが指摘

  • 各国は在庫蓄える施設が必要、企業は自社生産を-カーライルCEO
  • 倉庫事業がシフトの恩恵を受ける可能性とブラックストーンCEO

政府と企業は食料や必要不可欠な物品が消費者に確実に届くようにするため、伝統的な貿易相手国への依存を減らし、サプライチェーンの現地化を進める必要がある。米投資会社カーライル・グループブラックストーンのトップがこうした見方を示した。

  カーライルのキューソン・リー最高経営責任者(CEO)は2日、物品を迅速に供給するには供給国に依存するよりむしろ在庫を蓄える施設が各国に必要で、企業は生産を社内か、自社のコントロールが及ぶ場所の近くで行う必要があると指摘した。

Key Speakers At The 2021 Milken Conference
キューソン・リーCEO
Photographer: Kyle Grillot/Bloomberg

  リー氏はニューヨークで開催されたバーンスタイン戦略決定会議で、「サプライチェーン全体を見直し、一段の余力と回復力を備えたものにするためには資金と投資が必要になるだろう。そうしたシフトは始まったばかりだ」と述べた。

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と中国のロックダウン(都市封鎖)、ロシアのウクライナ侵攻が供給不足の深刻化と配送の混乱をもたらし、各国と企業、資本家は従来の供給ルートの見直しを余儀なくされている。

  ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマンCEOは、倉庫事業がそうしたシフトの恩恵を受ける可能性があるとみている。同社は倉庫業界の主要投資家の一角を占める。

  1日の同じ会議で、シュワルツマン氏はサプライチェーンの変化が消費者物価の上昇につながる可能性があると予想。「世界市場の効率性は得られない」と語った。

原題:Carlyle, Blackstone CEOs See Critical Supply Chains Localizing(抜粋)

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