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【ウクライナ】キーウにミサイル攻撃-プーチン氏「新たな目標」警告

更新日時

ウクライナの首都キーウ(キエフ)で5日午前、複数回の爆発があったとクリチコ市長が明らかにした。負傷者はいないという。一方でウクライナ軍はキーウ地域上空でミサイル1発の迎撃に成功したという。キーウは4月下旬を最後に攻撃を受けていなかった。

  要衝の1つであるセベロドネツク市への攻撃が続く東部ルガンスク州では、状況が依然として「極めて厳しい」とガイダイ知事は述べた。

  ウクライナにより射程の長いミサイルが供与されれば、ロシアは攻撃を拡大するとプーチン大統領は警告。新たな武器提供に関する議論は戦争長期化を狙ったものだと述べた。

ロシアによるウクライナ侵攻開始から100日経過
Markets: European Open.”

  ウクライナ情勢を巡る最近の主な動きは以下の通り。

コラムとQuickTake

プーチン氏はロシア産ガスで欧州分断狙っている-ブルトン欧州委員

  欧州委員会のブルトン委員(域内市場担当)は、プーチン氏はロシア産ガスを利用して欧州を分断させようとしていると、Cニュースとヨーロッパ1のインタビューで述べた。

  その上でブルトン氏は、ロシアが欧州向けガス供給停止でさらる措置に踏み切った場合でも、それに対応する計画は整っていると説明。米国やカタールからの液化天然ガス(LNG)輸入拡大や、太陽光発電や洋上風力発電の促進、原発や火力発電所の延命措置などが含まれるとした。

Share of natural gas imports coming from Russia, 2020

Source: Eurostat, U.S. Energy Information Administration

Note: Data for 2020 are not available for the U.K. and Bosnia-Herzegovina, 2019 data are shown in those countries. Norway imported 10 million cubic meters of gas from Russia in 2020, but as a net exporter is not dependent on Russian imports

ロシア軍、キーウ郊外の戦車などをミサイルで破壊-タス通信

  ロシア国営タス通信はロシア国防省のコナシェンコフ報道官を引用し、同国軍が精密誘導長距離ミサイルを使い、キーウ郊外で列車の車両修復工場に置かれていた戦車などを破壊したと報じた。

  同報道官によると、破壊された戦車などは東欧諸国からウクライナに供与されたもの。ブルームバーグ・ニュースはこの報道内容について独自に確認できていない。

プーチン氏、ウクライナに長距離ミサイル提供なら新たな目標攻撃

  プーチン氏はロシアのテレビ局とのインタビューで、より長距離を射程とするミサイルがウクライナに提供された場合、これまで攻撃しなかった目標を攻撃することになると述べた。

  ウクライナは支援国に対し、ロシアが進軍を続けるドンバス地方を守るために長距離ミサイルの提供を求めている。米国は最大射程80キロの高機動ロケット砲システムをウクライナに供与するとしている。

米のウクライナへの新たな兵器供与は火に油注ぐ-ロシアが警告

キーウで複数回の爆発、インフラへのミサイル攻撃とクリチコ市長

  キーウのクリチコ市長は5日午前、ダルニツキー、ドニプロフスキー両地区で複数の爆発があったとテレグラムで明らかにした。市長はインフラ目標へのミサイル攻撃だと説明。現時点で負傷者は確認されていないとしている。

穀物輸出の代替ルートは黒海の港の滞留を補うには不十分とウクライナ

  ウクライナのクブラコフ・インフラ相は黒海の港に代わる新たな穀物輸出ルートについて、ロシアの海上封鎖で滞っている分を補うほど十分には輸出できないとして、世界的に食糧が不足する危機的な状況になると警告した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで語った。

ロシア、ヘルソン州の市民権申請簡素化へセンター開設

  ロシアは同国市民権の申請・取得の簡素化に向け、ウクライナ南部ヘルソン州の各地域に施設を開設する。ロシアが任命した同州当局幹部のキリル・ストレモウソフ氏が4日のタス通信とのインタビューで明らかにした。

ウクライナ大統領、ロシアと姉妹都市の米都市は協力停止を

  ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオメッセージで、ロシアの都市と姉妹都市の提携を結んでいる米国のポートランドやサンノゼなどに対し、協力をやめるよう訴えた。

ウクライナ産穀物の輸出容認とロシア大統領

  プーチン大統領はロシア国営テレビとのインタビューで、ロシアにはウクライナ産穀物の輸出を支援する用意があると発言。ロシアが管理下に置いている港湾からの出荷について、安全性を保証することができると述べた。ウクライナに対して水域での機雷除去も要求し、除去作業中にロシア軍が海上から攻撃を仕掛けることはないとも表明した。

  プーチン氏はまた、世界的な食料・エネルギー価格高騰に対する自国の責任を逃れようと、外国政府への批判を展開。欧州の「近視眼的な政策」が欧州大陸におけるガス価格上昇を招いたと主張した。

EUと米国、ロシアに関する輸出管理で協調体制強化へ

  欧州連合(EU)と米国は、米・EU貿易技術評議会(TTC)の下での協力を基盤に、ロシアに関する輸出管理での協調体制を強化することで合意したとの声明を発表した。

地雷除去が必要な土地、3000万ヘクタール-ウクライナ

  ウクライナのシュミハリ首相は、地雷やその他爆発物の除去が必要な土地が3000万ヘクタールに上るとして国際的な支援を呼び掛けた。

「一定の成果」とロシア大統領府

  ロシアはウクライナへの派兵から100日間で「一定の成果を収めた」と、ロシア大統領府のペスコフ報道官が述べた。ただ、ロシアは当初のもくろみ通りの戦果は得ていない。

  同報道官は「この特別軍事作戦の目的が全て達成されるまで任務は継続される」とも述べたが、その目的が何かを具体的に説明することはなかった。

ルガンスクは向こう2週間でロシアが完全制圧-英予測

  ロシアは現在、東部ルガンスクの90%余りを支配しており、向こう2週間で完全に掌握する公算が大きいと、英国防省が予測した。

原題:Ukraine Latest: Explosions in Kyiv for First Time Since April、Ukraine Latest: Russia, Ukraine Make First Swap of Dead SoldiersUkraine Latest: Kyiv Warns of Food Crisis Amid Port BlockadeUkraine Latest: Russia to Open Citizenship Centers in KhersonUkraine Latest: Putin Says Russia to Allow Grain Exports by Sea(抜粋)

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